【アメピンだけでOK!】髪を巻かなくてもサマになる【大人のまとめ髪】

素敵まとめ髪には仕込みの巻きが常識。でも真夏は熱いコテもカーラーも持ちたくない!そこで人気美容師トップスタイリストの野口由香さんに巻かなくてもサマになるまとめ髪を教えてもらいました。

 

 

アメピンさえあれば巻かなくてOK!

 

凝った毛流れがピンだけで簡単に完成
ピンを使うことでまとめ髪の表面に凝った毛流れができるのでぶきっちょさんでも簡単に仕上がります。崩さないためには1本ではなく上下から挟み込むように2本使用するのがコツ。

 

 

10本位毛束を引き出し巻いたようなふんわり感
ひっつめたままでは硬い印象なので、表面の毛束から10本位を目安に少しだけ髪を引き出し、ふんわり感をプラス。まるでしっかり巻いてから作っているような質感に仕上がります。

 

 

アメピンは挟む力が強めのものがお勧め
アメピンはごく普通の物でOK。挟む力が弱い跡の付かないものも売られていますが、きちんと髪をつかめるスタンダードタイプを。

 

教えてくれたのは……at’LAV by Belle トップスタイリスト・野口由香さん
その美しさでライフスタイルも注目されるトップスタイリスト。次々と編み出すまとめ髪テクで業界を牽引。

 

 

at’LAV by Belle (アットラブ バイ ベル)
渋谷区神宮前3-28-3 ☎03-6432-9103
(営)平日12:00〜21:00、土10:00〜20:00、日祝10:00〜19:00 ㊡月 カット¥6,000〜、カットカラー¥14,000〜、カットパーマ¥13,000、セット¥4,500〜

 


 

 

片寄せノットヘア

 

毛束を結ぶ「ノット」のテクで簡単で華やかに
ノットは結び目という意味。立体的に仕上がるのでアクセサリーいらずなのに華やかな仕上がり。ミディアムでもレイヤーが多めでもしっかりまとまり、髪質も選びません。

 

 

ノットテクは硬くて扱いにくい髪でも抜け感が出しやすく無造作に見えるヘアアレンジ。毛束はきゅっときつめに結びます。きっちり仕上げた後にほぐすのが、崩れずにニュアンスを出すコツ。

 

 

プロセス

➊ こめかみから上のトップをゴムで結び、毛束を少しつまんで上に引き出す。両脇の毛束を等分に取る。

 

 

➋ ゴムの結び目の上で左右の毛束を結び、結んだ毛先を中央の毛束の下にくぐらせる。

 

 

➌ くぐらせた毛束を左右それぞれにピンで留める。結んで留めてを3回、衿足まで繰り返す。

 

 

➍ 衿足の最後の部分を片側に寄せ、右と同様にくぐらせた毛束を地肌側の髪にピンで留めて完成。

 

 


 

 

夜会巻き風1本結び

 

ねじるだけで生きるストレートの毛流れ
ピンで土台を作ることによって、崩れ知らずで簡単にできる夜会巻き風のヘアアレンジ。2段に分けて巻き込むことでボリューム感が下めになり、今年っぽいシルエットに。

 

 

不器用さんでも、朝に時間をかけられない人でもOKの、ねじるだけ簡単アレンジ。

 

 

プロセス

➊ 片側の耳から上の髪を真ん中に流し、ピンを何本か使用して一列しっかり留めて土台を作る。

 

 

➋ ピンで留めたほうと逆側の耳から上の髪をねじり、一列のピンを土台にして巻き込み、ピンで留める。

 

 

➌ 残しておいた下の髪も同様にピンで土台を作って逆側の髪を巻き込む。上下に分けることで簡単に。

 

 

➍ 一筋残しておいた衿足の髪を毛束に巻き付け、すべて巻き終わるまで一巻きごとにピンで留める。

 

 


 

 

編み込み風ポニテ

 

毛束を交差させながらピンで留めるだけで完成
毛束を重ねていくだけで、簡単に毛流れの美しい編み込み風ヘアが完成。1段ごとにピンで留めるので、途中で手を放しても崩れません。複雑に重なり合う毛束でゴージャス感も。

 

 

ピンを使うことでねじれのない均等な編み込み風まとめ髪に。髪の量や長さも問いません。

 

 

プロセス

➊ 両サイドに一筋ずつ毛束を残してハーフアップのようにトップの毛束をとり、ゴムで結ぶ。

 

 

➋ 残しておいた片側の毛束を取り、ゴムの根元に上から巻き付け根元部分を上下からピンで留める。

 

 

➌ 反対側も同様に根元に巻き付けて上下からピンで留める作業を繰り返して編み込み風に。

 

 

➍ 最後の一束は巻き付けて1巻きごとにピンで留めるのを繰り返す。最後はゴールドのピンを飾りに。

 

 

2016年『美ST』9月号掲載
撮影/嶋野 旭 ヘア・メーク/野口由香(at'LAV by Belle)、保志ゴロー(natura Aolani) 取材/佐藤理保子

 

美ST