タイ在住サッカー選手妻・中村明花さんが語る「子連れでの飛行機事情」

サッカー選手である夫(細貝 萌選手)の移籍に伴い、タイで子育てをする中村明花さんが、子育てをつづるWEBコラム。
前回は新たな引っ越し先、バンコクでの住まい&幼稚園事情を教えてくれました。(前回の記事はこちら→)今回は普段から飛行機に乗ることが多い中村さんの、子連れでの飛行機事情です。

娘の初フライトは生後3か月

先日まで、夫のオフやキャンプ期間に合わせて、日本に帰っていました。タイと日本の往復の際、飛行機に乗る娘を見ながら、飛行機に乗るのもラクになったなぁと実感。娘が成長したのはもちろんですが、何度も何度も乗っているので、私自身もコツをつかんだのだと思います。

娘が生まれた当時、夫はトルコのサッカーチームに所属していて、出産を終えたあたりでドイツのチームに移りました。
日本で出産をしたので、生後3か月を迎えてから、夫が待つドイツに向かったのが初めての子連れ飛行機でした。
日本からドイツまではトータルで約12時間の長旅。日本から乗った飛行機では思ったよりもいい子にしていてくれましたが、乗り換えた小さな飛行機で娘が泣き出し、座席が窮屈だったので身動きがとれず、大変な思いをしました。でも、周りの方がみんな優しくて救われたのを覚えています。
私がやってよかったなと思うのは、最初に席に着いた際、前後左右の席の方に「子どもが泣いてしまったらごめんなさい」と声をかけておくこと。
相手が外国の方だったら、英語が話せなくても、子どもを指さしながら泣く&ごめんなさいの2つのジェスチャーをしつつ、「ソーリーソーリー」って言うとちゃんと通じます(笑)
声をかけるのは当たり前なことかもしれませんが、特に外国の方だと勇気がいりますよね。思い切って声かけて、そのときに「大丈夫ですよ、子どもだからしょうがないですよ」って言ってもらえていると、迷惑をかけた場合、申し訳ないことには変わりはないけど少しだけ安心できたりします。
今のところ、いい方たちに恵まれてトラブルもなくありがたいなぁと思います(*´꒳`*)

実は子連れに優しいサービスもたくさん!

それぞれの国や空港、航空会社によって様々だと思いますが、子連れに優しいサービスも結構あります。
これは各国共通だと思いますが、エコノミークラスだったとしても、子どもがいると待ち時間なく優先的に搭乗できます。
タイの空港では、荷物を預けるチェックインカウンターに子連れで並んでいると声をかけてくれて、『Infant』と書いてあるカウンターに連れて行ってくれたりします。もっと娘が小さかった頃は自分からそちらに並んでいたのですが、今は、乳児はもちろんOKだろうなと思う反面、何歳まで利用していいのかわからず、気が引けて普通に並ぶと『Infant』に誘導してもらえるので有り難く移動させてもらっています。子連れで短い時間でチェックインできるのは助かります!
チェックインが済んだら次は手荷物検査。ここでも『PRIORITY LANE』と書いてある所に誘導してもらえ、並ばずに手荷物検査ができます。子連れだけではなく70歳以上の方や妊婦さんもそこから入れます(*^^*)
タイに入国する際も、入国審査のところで『PRIORITY LANE』があってそっちに誘導してくれます。タイの入国審査は1年中混んでいるのでこれも本当に助かります!!

子連れでの飛行機は乗る前も乗ってからもちょっと大変ですが、このような優先レーンなどがあればスムーズさが全然違うので、ぜひ活用してみてくださいね♪


空港にある子どもの遊び場^ ^  空港によって遊び場も様々で楽しいです。この写真はインドネシア人の女の子と仲良くなって遊んでいたとき。

中村明花さん/1986年千葉県生まれ。Martモデルとして活躍する3歳の女の子のママ。調理免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持ち、本誌では「中村明花さんのおかずに飽きたら“タイの知恵”」を連載中。プライベートを掲載したインスタのほか、日々の料理写真やレシピを掲載した料理アカウントも大人気!

★プライベートメインのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/sayaka_nakamura3/
★料理メインのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/sayaka_nakamura_food/

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構成/長南真理恵