大人気のオンライン授業を我が子に受けさせて痛感したこととは?|話題のアレ、試し隊!

STORYライター竹永です。私には小学生の2人の子どもがいますが、コロナ休校によって、子どもの学ぶ場所が奪われてしまうのを目の当たりにしました。その時、学びは受けるものから、獲得していく時代に変わったのかもしれないと感じました。子どもを取り巻く環境が変化するいま、私たちはどんな教育を選ぶべきなのでしょうか?

新学習指導要領もスタート

情報化やグローバル化の社会的な変化やAIの加速的な普及に柔軟に対応できるようになるため、教育の場ではアクティブラーニングの導入が始まっています。アクティブラーニングとは、従来の詰め込み式の教育ではなく、子どもたち自身が好奇心を持って学習に取り組み、他者とのコミュニケーションを図りながら考えを深め、問題解決を図る教育プログラムです。そう、これからは勉強ができる!だけでは社会では通用しないぞ!ということ。

子どもの好奇心を育てるオンライン授業を体験

皆さんのお子さんは好奇心旺盛ですか?うちの長女は自分から好きなことに熱中できるタイプで集中力もあり親が何も言わなくてもやる子。かたや長男は飽きっぽく、一番真剣に取り組めることはゲーム。勉強は口うるさく言ってやっと腰をあげるタイプ。好奇心を持たせること自体のハードルが高く、教育の場で求められている探究学習に適応できるのか不安しかありません。

息子の好奇心を引き出すのはどうしたらいいのか? 頭を悩ませていた私に、1本の動画が。コロナ休校で途方にくれる親子のために春から無料配信が始まった「探究学舎」のオンライン授業です。もともと東京三鷹に校舎を構えており、テレビ番組「情熱大陸」の放送もあってか全国から生徒が門戸を叩くほどの人気ぶり。
学校の勉強とは一線を画す、驚きと感動の種をまき、子どもの興味を芽生えさせる授業。その内容は、宇宙・生命・元素・医療・数学・経済・歴史・芸術・IT分野など多岐にわたるもので、代表の宝槻泰伸先生を筆頭にお笑い芸人の先生など個性豊かな先生たちが、とにかく熱い授業を繰り広げ、まるでジェットコースターに乗っているのかのごとくです。オンラインでもその熱量は変わらず、我が家では姉弟揃って画面に釘付けになっていました。

 

「探究学舎オンライン通塾」に参加してみた

週1回の月額制の継続プログラムで、2カ月で1つのテーマを様々な観点から探究するオンライン授業。今回息子は「食編」に参加させてもらいました。

Zoomを使い、「Kahoot!」 というクイズサイトを使用して授業中の問題にクイズ形式で答えたり、チャットで積極的に発言もできる双方向・参加型のライブ授業。
人はなぜ美味しいと感じるのか?の問題提起から、五味の存在や味覚に関して、おもしろ動画も交えながら学べました。
飽きっぽい息子、春の無料配信の時は合間で寝てしまったということもあったので、今回はいかがなものかと思っていましたが、参加型のエキサイティングな授業内容のお陰で終始興奮!写真のごとく、クイズ正解でガッツポーズも。
また授業以外の「クエスト」という自由課題の体験型学習や、授業後の「ホームルーム」と呼ばれる、Zoomで割り当てられた20名ほどのクラスでのコミュニケーションの場も特徴的です。

子どもと同じ目線で興味を持ち、同じ熱量で興奮を

「面白い!楽しい!すごい!」この感動から子どもの興味を引き出すことができるのだと理解したものの、探究学舎のプロフェッショナルな授業だからこそでもあって、それがいかに難しいことなのか? を痛感しました。それこそ全身全霊を持って、自分の時間を費やしていかなければ、子どもだってついてこないものなのだと。皆さんできますか? 私は…無理そうです。ただ、オンライン授業を子どもと一緒に視聴するなかで、同じ目線で興味を持ち、同じ熱量で興奮することはできます。これから子どもが求められる未来像に目を背けず寄り添っていくことが、私にできることなのかと思いました。子どもの教育を選ぶ基準に、この目線を加えることもオススメしたいです。

探究学舎 https://tanqgakusha.jp/

撮影・取材/竹永久美子

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