美容家が伝授! 究極の美容法“安眠”の秘訣

「疲れて、化粧を落とす気力もない……」「毎日を生きるので精いっぱい……」そんな忙しい毎日を送る女性のために、体力が限界の日でもチャレンジできる数多くの美容法を提案しているのが書籍『力尽き美容』。著者の美容家・田中愛さん自身が日々、家事・育児・仕事に追われるなかで「いかにラクしてきれいでいられるか?」を考え、実践しているテクニックが紹介されています。

田中愛さんが「体力がないときに、いちばんに優先すべき」と語るのが「睡眠」。そこで、書籍の中から、良質な睡眠をとるための秘訣をピックアップ。今夜さっそく取り入れてみて。

 

“ぐっすり安眠”のための8つの秘訣

世間にはさまざまな美容法があふれていますが、いちばんの美容法は、良質な睡眠と十分な睡眠時間。どんなに疲れていてもぐっすりと眠れる秘訣をお教えします。


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秘訣1.絹のマスクで乾燥を防ぐ!

つけていても圧迫感を感じずに眠れるのが絹製のマスク。一般的なマスクはつけたまま眠ると耳が痛くなったり跡がついてしまったりしますが、耳に当たる部分がやわらかい絹のマスクを選べば、つけ心地がよいので安眠へと誘われます。大きめのものなら口元はもちろん、首元の乾燥も防げるため、喉と肌の潤いを保つ効果も。

 

秘訣2.真っ暗な部屋がリラックスへの近道

安眠のためには、ただ睡眠時間を確保すればいいというわけではありません。忙しいときこそ“睡眠の質”を気にするべき。手っ取り早く質の高い睡眠を確保するために有効なのは、部屋を真っ暗にすることです。目に光の刺激が入ってこないだけで体がリラックスモードになり、疲れが取れやすくなり、眠りが深くなるのです。

 

秘訣3.最新アイマスクで強制的に暗闇モードに

どっと疲れた日こそ、即刻深い眠りに落ちたい……。そんな願いを叶えるために最新のアイマスクに頼ってみるのもいいかもしれません。光の遮断効果が高いハイテクマスクなら瞬時に暗闇へと誘われ、すぐ安眠モードへ入れます。じんわりとあたたかくなるホットアイマスクなどもおすすめです。忙しくてエステに行く時間がないという方も、これさえあれば自宅がリラックスエステに早変わり。

 

秘訣4.寝る前のストレッチでよい睡眠が叶う

眠る前の適度な運動はよい睡眠を作り出します。首を前後左右に傾けたり、ペターっと前屈をしたり、頭に強く圧力をかけてぱっと離すだけでも効果あり。「疲れているな〜」という部分をあえて刺激し、痛みを逃すことによってリラックスすることができます。力尽きているときこそ、パジャマに着替えたらちょこっとストレッチをする。この行動だけで翌日に疲れが残りにくくなります。

 

秘訣5.寝る前のホットミルクでぐっすり快眠

ホットミルクを飲んで、体を温めるのもよい眠りへの近道。飲めば体の芯からポカポカしてくるため、心地よく眠れます。温めた牛乳にはちみつなどを入れるのは定番ですが、シナモンパウダーをふりかけると香りの効果で気分もほっとします。血行がよくなるので冷え対策にも◎。また、白湯にレモン汁を数滴垂らすのもおすすめ。寝る直前にカフェインを含むものを飲むのはNGです。

 

秘訣6.癒しのもこもこグッズに囲まれて眠る

昨今、パジャマやブランケット、レッグウォーマーなどさまざまなもこもこグッズがありますが、もこもこグッズこそ良質な睡眠の友! やわらかいものに触るだけで人間は癒され、ストレスが軽減されるといわれます。足首や首につけるだけでも冷え対策になるため、パーツごとに取り入れてみてもOK。肌触りのいい抱き枕やぬいぐるみなどを抱きしめるだけでも効果はあります。

 

秘訣7.体力の限界を予期して力尽きグッズを常備!

ソファやベッドなど自分が倒れ込みやすい場所にあらかじめ安眠グッズを準備しておくといざというときも安心です。先に紹介したアイマスクやもこもこグッズなどを置いておけば、帰宅後でもすぐに眠りにつくことができます。力尽きてしまっているときは準備することすら億劫になってしまうはず。だからこそ、事前に自分が眠りやすい環境を作っておくことが大切です。

 

秘訣8.できるときには仮眠を上手に利用しよう

仕事や育児などでまとまった睡眠が取れていない方が多いかもしれません。そんなときは質のよい仮眠をとることも大切になります。たった30分でも眠ることができれば、またがんばろうという気持ちになれるはず。ソファなどでもかまわないのでこれまで紹介してきた安眠方法を上手に使い、仮眠をうまく取り入れましょう。

 

睡眠の質をさらに高める、ズボラ体操&ストレッチ

秘訣4で挙げたとおり、よい睡眠を叶えるのが寝る前の適度な運動。簡単にできる体操とストレッチをご紹介します。


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だらだらとできる! “ゴキブリ体操 in ベッド”

体操やストレッチをやったほうがいいとはわかってはいるものの、疲れすぎてやる気はいつもゼロ……。そんな方でも気軽にチャレンジできるのが、“ゴキブリ体操”です。

力尽きてしまった、そのままの体勢でいい

仰向けで寝転んだ状態で手足をベッドと垂直に上げてぶらぶらさせる体操。コチコチに凝り固まった体をほぐすのに最適で、末端の血液を心臓に戻すのにもうってつけです。体に滞った疲労物質は血流にのって流れるため疲労回復も期待できます。手足をぶらぶらさせずに上げているだけでもOKです。ベッドの上のだらだら時間を手足のぶらぶら時間に変えてみましょう。まずは10秒×3セットを目安にチャレンジしてみて。

骨盤を持ち上げると美容効果も!

さらにもう少しだけがんばれそうなら、仰向けに寝転がり膝を立てた姿勢から、お尻だけを上に浮かせてみましょう。骨盤をくいっと持ち上げるイメージで行うとお尻のリフトアップ効果大です。もっとがんばれるなら、お尻を浮かせたまま片足を上げてみるのもいいでしょう。

 

明日の美しさを作る! アシカのポーズと菩薩のポーズ

ちょっと時間があるときは、本格的なストレッチにチャレンジ! アシカのポーズも菩薩のポーズもあぐらをかいて行いますが、椅子に座りながらやってもOKです。

顔のリフトアップにも効果的なアシカのポーズ

あぐらをかいて座った状態で、両手を後ろに組んで腕を伸ばしましょう。顔を前に突き出して伸びるので”アシカのポーズ“と呼ばれています。肩甲骨を内側に寄せてくっつけるイメージで伸びると広背筋が締めつけられ、気持ちがいいはず! また、デコルテ付近も適度に伸びつつ、顔を上に向けることでリフトアップ効果など、ストレッチ以外の美容効果も期待できます。

胸前で手を合わせて、デコルテを美しく

手を胸の前で合わせ、両手で押し合うのが“菩薩のポーズ”。大事なのは、呼吸を意識すること。ゆっくりと深呼吸しながら手を合わせ、肩は自然に落としましょう。姿勢がよくなったり、呼吸がしやすくなったり、自律神経が整ったり……。毎日行えば、快眠以外にもさまざまな効果が得られます。

 

体力が限界の日は『力尽き美容』で乗りきろう♡

『力尽き美容』から、安眠の秘訣をピックアップしました。書籍では、疲れて体力も気力も限界の、ギリギリの日を乗りきるための美容法をたっぷり掲載。その日の体力に合わせて選べる、ワンステップで終了する超ズボラなケアから、余裕のある日に試せるリカバー美容まで紹介しています。保湿クリームだけでひと晩乗りきる方法や、シャワーを浴びながらできるリフトアップ術など、忙しくてもきれいになるための“美容の味方”が満載です。

力尽き美容 著者・田中 愛 定価(本体¥1,100+税)

田中 愛……美容家。化粧品会社勤務を経て青森県八戸市に株式会社ビナーレを設立。美容に関する講演活動や雑誌・テレビ出演など多岐にわたって活動中。オリジナル商品の開発をはじめ、美容関連グッズなどのプロデュースも行う。

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