30代の「一生ものジュエリー」カルティエのヌーべルバーグリング編

一生ものジュエリーに興味はあるけど、選び方がイマイチわからない、そんな悩みはありませんか? そこで編集部いちのジュエリー好きと自他ともに認めるベテランライター・まみさんと、一生ものジュエリーの選び方と楽しみ方について考えます。今回は、まみさんが20年越しで手に入れたという“カルティエのヌーべルバーグリング”について紐解きます。

 

一生ものジュエリーを買う時の「3つのルール」

〈バックナンバーはこちら!〉

 

一生ものジュエリーVol.1 ポメラートのヌードリング

一生ものジュエリーVol.2ダイヤモンドのエタニティリング

 

 

 

一生ものジュエリーVol.3

カルティエのヌーベルバーグリング

 

上からYG、WGのヌーベルバーグリング。ともにまみさん私物。

 

 

ミニマルさとボリューム感の絶妙なバランス!

時代を超えた地金ジュエリーの名作です

 

指にはめた途端、無駄のないミニマルさと、シンプルでいてその計算され尽くした曲線の美しさに圧倒される、このヌーベルバーグリングが流行ったのは今から20、30年前でしょうか。ちょうどミラノマダムのジュエリーコーデが流行っていた頃。時代は巡る、というのはジュエリーにも言えることで、こんな大ぶりなインパクトのあるリングは、とても今っぽいですよね。やはり本当にいいものは何十年経っても素敵だということを教えてくれます。

 

若い頃、このヌーベルバーグリングを着けている大人の女性を見て、すごく憧れていたのですが、当時の私からすれば高級ですし、なんとなく若い華奢な指には似合わない気がして、手を出せずにいました。そうこうしているうちに廃盤に。

 

でも、ここ数年大ぶりなジュエリーの流行もあり興味が復活。カルティエに何度か問い合わせたりしてはリバイバルの予定はないと言われ、忘れる努力をしていたそんな頃、実物を持っている人にお会いしたのです。そしてそのリングを指にはめさせていただいた途端、他には代えがたい美しさに魅せられてしまいました。そして大ぶりでありながらストレスフリーな着け心地のよさにも驚きました。

 

どうしても欲しくなり、初めてセカンドハンドでジュエリーを購入しました。最初に買ったYGがあまりにも素敵で、WGも買ってしまいました。

 

着けていると若い頃の華奢な指には似合わなかったこのリングが、年齢を経て似合う自分になってきたのを実感します。欲しいものが、もし今の自分にはちょっと早いかな?というものでも、思い切って買っておくのも大切。いつかきっと「あの時手に入れておいてよかった」と思う日が来るはずです。

 

お勧めのコーディネートは

①シルバーとの組み合わせ

1本でつけるのはもちろんですが、私はシルバーともよく組み合わせます。ヌーベルバーグリングのインパクトはて、シルバーの辛口ジュエリーとも好相性。潔いシンプルって素敵!と思わせてくれるリングです。

 

【coordinate】黒いストーンのシルバーリングはティファニー、フープピアスはアガット。

 

②華奢リングとの組み合わせ 

私のいちばんお気に入りの使い方が、華奢なリングとの重ね着け。そのアンバランスさが絶妙で新鮮。ぜひ大ぶりリング×華奢リング、試してみてください。

 

【coordinate】合わせたのはプリンセスカットのダイヤモンドが連なるYGのエタニティ。ノーブランドです。

 

③カラージュエリーとの組み合わせ

 

カラージュエリーの日に使うことも多いです。色石に負けないパンチがあるので、頼りになります。それまで地金のリングを持ってなかったのですが、このリングを手に入れてからゴールドだけのリングの使いやすさに驚きました。とにかくシンプルで、どんなデザインのどんなカラージュエリーとも似合うので、本当に活躍しています。

【coordinate】カラーストーンのピアスはlaal。地はYGで揃えています。

 

カラージュエリーを使う時、他のジュエリーの合わせ方に悩む人って多いと思います。例えばアメジスト(紫色の石)のピアスを使うとき、ネックレスやリングもアメジストの方がいいのか?逆にしつこいのかとか、他の色石と合わせられるのか?とか、ダイヤモンド入りのジュエリーと合うのか?と。そんなとき、地金のリングが役立つんです。

 

同じ指に違う色を重ねると素敵な化学反応が起きますが、耳と手、首と耳とか、少し距離があるところに違うカラージュエリーを使うのは、かなり難易度が高め。なので初めのうちは、カラージュエリーアイテムはひとつにして、このヌーベルバーグのような地金のジュエリーを合わせることをお勧めします。

まみさんプロフィール

沼田珠実さん

ライター歴18年。ジュエリーページを数多くこなし、その審美眼と知識に、スタイリストやモデルもジュエリーを買うなら彼女に相談、という人が多い。ジュエリーブランドのプレスからの信頼も厚い。

 

※アイテムはすべて私物です。お問合わせはお控えください。

撮影/西原秀岳〈TENT〉(静物)