衣類によって変えるのがおすすめ!「この服はどうする?」みんなのコース洗いQ&A

色落ちや型崩れなど、物によっては洗い方に迷ってしまうものってありませんか!?
「これって何コースで洗えばいいの?」と読者の方からあがった疑問に、洗濯家の永井良房さんに回答してもらいました。

\教えてくれたのは/
衣類のメンテナンス店
le Tact(ル タクト)経営
永井良房さん


水洗い専門クリーニング師として35年の経歴を持ち、2021年6月に独立。全国各地でさまざ まな講演や講習を行い、テレビや雑誌などでも活躍中。

 

みんなの「コース洗い」Q&A

 

Q1:デニムは何コース?
A1:おしゃれ着コースへ!

もしくは「早洗い」「時短」コースを活用。裏返して、洗い3分、すすぎは2回、脱水は3分を目安に。

 

Q2:スポーツウェアは?
A2:ネットに入れて普通コースで柔軟剤もプラス

「汗を吸わない」などの速乾性に優れたスポーツ衣類は、ヒモなどもありネットに入れて色分けして普通に洗濯。柔軟剤を使うと速乾性が生かされます。

 

Q3:高機能な化学繊維は?
A3:通常洗いでOK柔軟剤も効果あり

色分けで通常洗いでOKですが、化学繊維のため素材を生かすべく、柔軟剤を使うとより機能効果が感じられます。

 

Q4:学生服など制服は?
A4:ネットに入れておしゃれ着コーステカリはメラミンスポンジで

クッション性の高いネットへたたんで入れ、脱水は1分。干せば重みでシワなく乾きます。ズボンやスカートのテカリは洗う前の乾いている状態のときにメラミンスポンジでこすると消えます。

Q5:スニーカーは?
A5:専用クリーナーで予洗い後すすぎ、ネットに入れて脱水

上履きなどはブラシ洗いの方もいると思いますが、洗濯機の脱水機能は使うべき。乾きが早くなり細菌の繁殖も防げておすすめ。

 

おすすめの洗濯槽クリーナーはこちら

 

《塩素系》
汚れやカビを分解し殺菌除菌する「塩素系」


液剤を入れて通常運転するだけでOK。塩素の力でカビ・雑菌を分解。ドラム、縦型ともに対応。洗たく槽カビキラー¥313(ジョンソン)

 

《酸素系》
こびりついた汚れをはがすなら「酸素系」


A液B液と2段階で液剤を入れ確実に洗浄。汚れ落ちが一目瞭然で、これまで実感しにくかった効果が。カビトルネード 縦型用、ドラム式用各¥803(リベルタ)

 

きちんと洗えると、ニオイ悩みや肌荒れからも解放されて、まさにストレスフリー。
これから洗濯回数も増えるシーズン、まずはお手持ちの衣類と洗濯機と、向き合ってみるのはどうでしょうか?

 

 

Mart2021年8月号 このワザで「洗濯」が絶対好きになる!特集「おうち洗い」最新テクニック より

撮影/中林 香 取材・文/新里陽子、植田有希 編集/松田睦美 構成/上原奈緒