「色彩を愛でる夏旅で、心身をリフレッシュしたい!」【富良野・美瑛(北海道)編】|いつか行きたいアラサー女子旅|CLASSY.
旅に出る一つのきっかけになるのが、「○○したい!」という想い。思い切りショッピングがしたい?大自然を満喫したい?CLASSY.世代の旅作家・小林 希さんが、希望を叶える旅先を紹介します。コロナが落ち着いたら、こんな所にぜひ行ってみたい!
壮大な自然の中、色と香りに癒される
ダイナミックな自然と出会える北海道。中部に位置する大雪山国立公園の西側ふもとは、初夏から秋にかけて、大地が色とりどりの華やかな姿に装いを変えます。旭川空港を起点に、美瑛と富良野の両エリアを車でめぐり、色彩を愛でる旅がおすすめです。まずは、空港から美瑛の「青い池」へ。車を走らせて30分。絵の具を溶かしたようなコバルトブルーの色をした池は、凪いだ水面に雑木林などが映り込み、絵画的な美しさをたたえていました。かつてアップル社のMacBookProの壁紙に選ばれたことで、一躍有名スポットとなりましたが、やはり実物を見ると神秘的な青の世界に引き込まれます。
次は近くの美瑛の「展望花畑 四季彩の丘」へ。種類や色の異なる花々がパッチワーク状に畑に咲き誇り、カラフルな絨毯が敷かれているように華やか。広大な花畑をノロッコ号(トラクターバス)やカートなどで見てまわるのも楽しい!
遠くに雄大な大雪の山々を見据えながら、大地を彩り、風に揺れる可憐な花々に心が癒されます。さらに車で20分。富良野のラベンダー畑で有名な「ファーム富田」へ。こちらは先ほどの畑と比べて、紫一色に染まっています。ラベンダーの香りが漂い、リラックス効果も抜群。すっと肩の力が抜けて、穏やかな気持ちにしてくれます。土産物店では、ラベンダーのアロマオイルや化粧品、キャンドルなど、ラベンダーの香りが好きな女子にはときめくアイテムが勢揃い!ちなみに、敷地内のカフェではトウモロコシや玉ねぎなどの富良野野菜を使った美味しいご飯やスイーツをいただけます。ありのままの自然はもちろん、大地を優美な色に染める農家さんの芸術的センスや愛情にも感動しきりでした。1日あれば十分満喫できるプランなので、コロナが落ち着いたら週末夏旅でもいかがでしょう。
紹介してくれたのは…小林 希さん(旅作家)
元編集者。29歳で会社を辞めて世界一人旅へ。一年後帰国して旅作家に転身。旅、島、猫をテーマに著書多数。世界60カ国、日本の島80島をめぐる。近著『週末海外』(ワニブックス)。インスタグラム:@nozokoneko 旅するオンラインサロン「しま、ねこ、ときどき海外」