脱・片付かない部屋! 収納のプロに聞いた「ゴールデンゾーン収納」とは?

きれいに収納された部屋のイメージ

部屋の中が片付かなくて困っている方に向けて、整理収納アドバイザーに聞いた「ゴールデンゾーン収納」。メリハリつけた上手な空間使いで、部屋の中をスッキリさせましょう。

モノの使用頻度で配置を決める

収納のゴールデンゾーンを図解

上手な空間使いで、収納がうまくいく

家中に溢れていたモノを急激に減らしたり、すべての場所を出し入れしやすい量まで減らしたりするのって、なかなか難しいですよね。そんなときは、空間の使い方にメリハリをつけると見やすく使いやすい収納に。

「家計の管理でも、必要なレジャーなど使うべき出費には惜しまず投資しつつ、節約できるところは節約するというメリハリが大事と言われますよね。これを収納庫などに例えると、普段よく使うゴールデンゾーン(目線〜腰高くらい)は出し入れしやすくゆとりを持って収納。使用頻度が低い上段や下段などは、収納ボックスなどを使ってぎゅぎゅっと収納します。

片づかなくて困っている人は、このメリハリが逆になっていて、出し入れしやすい高さのところはパンパン、上段はスカスカという状況をよくお見かけします。使用頻度と置き場所の使いやすさを考えて、メリハリのある収納を意識できるとキレイな状態をキープできます」。

そして、片づけるときのポイントは、一度に全部ではなく、〝ボックス1つ〞〝引き出し1カ所〞など、小さな場所から「今日は30分!」と決めて、短い時間設定で片づけることなのだとか。キレイになった達成感や成功体験によって、片づけへの苦手意識が薄れ、自信にもつながると聞けば、やる気になってきませんか?

教えてくれたのは

整理収納アドバイザー七尾さん

七尾亜紀子さん

LIFE WITH主宰、整理収納アドバイザー。ブログやYouTubeなどで発信する整理収納アイデアが人気となり、現在SNS総フォロワー数は12万人超。個人宅でのお片づけコンサルティングも実施。

Mart2021年7月号
「片づかない!」を乗り越える5つの対処法 より

イラスト/今井夏子 デザイン/大石妙子 編集・文/橋本嘉美 WEB構成/富田夏子