留学のプロに聞いた「留学をさせる意味」とは?

親離れして様々な経験をすべき思春期に、「留学」はまさにそのチャンス! 留学の専門家に聞きました。

▼あわせて読みたい
語学留学だけじゃない!子どもの留学もバラエティ豊かな時代に

親の押し付けでなく、子供の意思で渡航を決意させることが大切

◯ 留学ジャーナル 代表取締役副社長 加藤ゆかりさん
『留学ジャーナル』編集長も兼任。自身も留学経験があり、英語講師としての経歴も。海外留学協議会(JAOS)理事で留学の第一人者。

ひと昔前は、語学さえ身に付けていれば、色々な道が開けるといわれた時代でした。今はSNSの発達で、各ジャンルで活躍する人に留学経験が多いことから、語学以外の目的を持って行くバラエティ留学が増えています。

留学にはそれ自体の目標達成に加え、自立心を促す効果があると思います。身の回りのことは自分でやらなくてはいけないし、異文化に触れて周囲への感謝の気持ちが芽生え、見違える姿で帰国した子どもを見てきました。

しかし、親が勝手にレールを敷いて行かせるのではなく、あくまで決断は子ども自身であることが大切です。親が子どもの意思を尊重して送り出す留学には、思春期の心の成長が促されます。留学を決断したら、出発までの期間に自宅でも身の回りのことをやらせるのがオススメです。そうやって親から子離れをすることが思春期世代のママたちに必要ではないでしょうか。

撮影/吉澤健太、沼尾翔平 取材/松葉恵里 ※情報は2022年10月号掲載時のものです。

おすすめ記事はこちら

・【何かに夢中になることで自分の心の居場所を作る】金原ひとみさんの不登校克服
・モデルだって悩んでる!思春期の子育てを専門家に相談しました
・クリス-ウェブ佳子さん「思春期の娘には”自分はこうしてもらいたかった”という視点で接するように」
STORY