「ハイスペックな異性と結婚した友人に嫉妬」クリス-ウェブ佳子さんがお答えします|CLASSY.

昔はもっと恋愛が楽しくて、未来もきっとうまくいくと思ってた。私はいつからこんなに臆病になってしまったんだろう?今年を恋愛の飛躍の年にしたいなら…一歩踏み出しましょう。愛すべき不器用な、震えるウサギさんたちにこの企画を捧げます。

 

【CASE】道を外した私

学生時代や20代前半までは、人生も恋愛も分かりやすい最適解があったはず。幸せのカタチも多様な今の時代は、人と比べて落ち込むケースも増えるかも。自分自身と向き合うことを恐れず、少しでも前進してみて。

<お悩み>ハイスペックな異性と結婚した友人に嫉妬

大学時代の友達グループがみんなハイスペイケメンの旦那を捕まえていて、正直嫉妬しています。容姿も学歴も年収も、自分と同じようなスペックで居心地のよかった友達とずっと一緒に遊んできたのに、私はどこで道を外してしまったんだろう。優しいけれど低学歴フツメンの自分の彼と比べてしまいます…。――会社受付・29歳

〝カップルはミラーリング。彼へのコンプレックス、それはあなた自身なのかも〟

これって彼氏に対してのコンプレックスじゃなくて、実はあなたがグループの女友達を見下していたというのが根本的な原因かもしれません。「私の方が可愛いのに」と思っているせいで、女友達の幸せを素直に喜べない自分がいるのです。けれど、そんな自分を認めたくないから、いろんな不満が優しい彼氏に向かってしまっているのでは?カップルはミラーリング、つまり映し鏡です。彼に抱いている不満は、そこに問題があるのではなく、原因は自分の中にあることも。だからまずは自分のコンプレックスに向き合ったり、友達以上に女磨きをして自分に自信をつけること。そうしたらフツメンだろうが彼を誰かの彼と比べなくなるのではないでしょうか。〝優しい〟って、結婚や人生を共に歩むためには本当に大切なこと。ハイスペ彼氏でも優しくなければ、幸せな人生は歩めませんから。

臆病な私たちを抱きしめてくれる

臆病な私たちを抱きしめてくれるお姉さんは…
クリス-ウェブ佳子さん
モデル・コラムニスト。4年半にわたるニューヨーク生活で養った国際感覚と、バイヤーやPRなど幅広い職業経験で培われた独自のセンスが話題となり、2011年より10年間『VERY』の専属モデルとして活動。2017年にエッセイ集『考える女(ひと)』(光文社刊)、2018年7月にトラベル本『TRIP withKIDS こありっぷ』(講談社刊)を発行。二女の母。

イラスト/しず華* 取材/佐藤かな子 再構成/Bravoworks.Inc