やりすぎ?早い?子どもの脱毛事情Q&A

冬の間は「脱毛」メンテナンスにうってつけのシーズンですが、近年、キッズにも脱毛の需要が広がってきているという情報をキャッチ。そこで、キッズ脱毛を取り扱っている2つの大手サロン&クリニックで、その実情をアンケート調査してみました!

アンケートにご協力いただいたのは…
エステティックTBCプロデュース『エピレ』
美白美肌脱毛『アドラーブル』
神楽坂 肌と爪のクリニック


――キッズ脱毛、何歳からOK? 平均年齢は?
7歳から可能です。12歳が一番多く来店されます」(エピレ)、
10歳から。13歳が一番多く、10〜16歳では2割が男子です」(アドラーブル)、
11才・35kg以上で可能。16才が平均です」(神楽坂 肌と爪のクリニック)。
やはり思春期に差し掛かる年齢が一番多いようですが、ほかでは4歳から可能とうたっているサロンもあるようです。

――キッズ脱毛の、よくあるキッカケは?
「おしゃれを楽しみたい、プールや体育の授業の時に気になるなどをきっかけにお子様は来店されます。また、自己処理で肌に負担がかかる前に脱毛させたい・自分自身がムダ毛で悩んでいただめ、自分と同じ思いをさせたくないなど、お母様の思いで来店されるケースも多いです」(エピレ)、
「自己処理を始めたため・部分的に濃くて悩んでいる・遺伝的に毛量が多くいじめを心配してなどさまざまです」(アドラーブル)、
「多毛で悩んだ母の勧め・多毛がいじめの対象になった・思春期の悩みとして・メディアで読んでなどがあります」(神楽坂 肌と爪のクリニック)。

――どの部位をやることが多い?
、脚」(エピレ)、
、脚、襟足、背中、鼻下」(アドラーブル)、
「脇、前腕、口周り、眉間」(神楽坂 肌と爪のクリニック)。
自分で自己処理をしがちな腕や脚のほか、眉毛がつながっていたり、背中の毛が濃いなどからくるいじめを気にして、予防的に小さいうちから脱毛するという声がありました。

――子ども向けにはどんな機械を使ってる? 特徴は?
「キッズはもちろんすべてのお客様に日本エステティック振興協議会の認証を受けた安全性をクリアした美容ライト脱毛器を使います。赤ちゃんの素肌にも対応できるほどやさしく、安全なパワーでライト照射を行います。抑毛、減毛効果があり、次回コースまでの2カ月間は、ほとんどムダ毛が気にならなくなります」(エピレ)、
「CLEAR/SP-ef#という機械に、お子様専用のジュニアフィルターをつけてソフトに使用します。成長毛に働きかけ、保湿やUVケアの行き届きにくいお子様の肌にも負担をかけずに効果を発揮するものです。また、大人も含め最新のTHR方式を使用。THRは肌表面ではなく内部に入ってから光がはじけ蓄熱する仕組みで、肌への負担が軽減されます。初潮後ホルモンバランスが変わり毛周期が変化するため、生理がきてから脱毛を勧められる場合が多いですが、アドラーブルの機械は生理前のお子様にも効果を発揮するつくりになっています」(アドラーブル)、
「美容医療機器販売で世界のトップ5に入る、イスラエルのアルマレーザーズ社ソプラノ・アイス(蓄熱式レーザー脱毛機)。医療用脱毛レーザーならではの確実な脱毛で、約5回で生えてこなくなります。これまでとは次元の違う痛みの少なさ、高度な安全性が特徴で、処理速度も速いです」(神楽坂 肌と爪のクリニック)。

――痛みはあるの?
「痛みはほとんどありません。施術時は必ず体感を確認しながら脱毛を行います。じんわり温かい感じというお客様が多いです」(エピレ)、
「熱さや痛みは、ほとんど感じません。また氷結脱毛を採用し、照射面が冷たくなることで熱さや痛みを感じにくくなっています。お手入れの途中で眠ってしまうお子様も」(アドラーブル)、
「ほとんどありません。痛みに敏感なお子さんでも続けられます。おなじ医療用レーザーでも、ソプラノ導入前に使用していた機械と比べて飛躍的に改善しました」(神楽坂 肌と爪のクリニック)。

――値段は?
「お好きな部位を自由に選べるプラン L パーツ 8 回 or S パーツ 16 回 33,280 円 。Lパーツはヒザ下・ヒザ上などで、S パーツは.ワキ・ヒザ・手足の指の甲など。ほかに初回限定のキャンペーンも豊富です」(エピレ)、「3箇所、10箇所、全身など、ご希望箇所に合わせたお得なコースがあります。例えば3箇所脱毛で1回あたり6,800円です」(アドラーブル)、「脇脱毛5回セットで26880円(こども割り適応)。レーザー使用なので5回で脱毛終了します。脱毛中のお子様と同居の女性(母、姉など)にもこども割り(20%オフ)を適応します」(神楽坂 肌と爪のクリニック)。

まとめ
どのサロン・クリニックも、子どものうちに脱毛・除毛を行うメリットとして、「自己処理によるトラブルを防ぐ」「コンプレックスを感じていた場合、毎日を明るく楽しく過ごせるようになる」「勉強に集中できる」などを挙げていました。
多毛がいじめや、からかいの標的になりそうなとき、親心として連れていく人が多いようです。
サロンでは「完全脱毛」とはならず「除毛・減毛」ということですが、どの部位を完全に脱毛するか将来子ども自身が決められるということでもあります。また、相談しやすい明るい雰囲気と、キャンペーンが豊富なこともメリット。
クリニックでは確実な脱毛と、肌トラブルなどが起きたときの医療的なフォローがすぐできるのが安心です。

近年格段に機械が進歩しており、サロン・クリニックどちらも痛みに関しては心配がいらない場合が多いよう。となれば、やり残した部分のあるママ自身も、もう一度一緒に脱毛再スタートもアリかもしれません。

 

取材・文/有馬美穂