暑い日のお料理、今年は全部電子レンジに任せちゃいませんか? 電子レンジ調理の達人たちが教えてくれた少しのコツで、だいたいのものはレンチンだけでつくれちゃうんです。この記事では料理研究家の河瀬璃菜さんに教わった、夏野菜レシピをご紹介します。
レンチン1回でつくる無水カレー「夏野菜たっぷりレンジでトマトカレー」
「水を使わずトマトジュースでつくるカレー。ジュースにコクとうま味が凝縮しているので、ルウは1個で十分。耐熱ボウルは余熱が回りやすいガラス製がおすすめです」
●材料(2人分)
なす(小)… 3本
パプリカ(赤、黄)… 各1/2個
オクラ… 4~5本
【A】合いびき肉… 200g、トマトジュース… 200㎖、カレールウ… 1個(20g)、しょうゆ… 小さじ2
バター… 10g
あたたかいご飯… 適量
●つくり方
①なすは半月切り、パプリカは細切り、オクラは輪切りにする。
②耐熱ボウルになすとパプリカ、Aを入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで8分加熱する。
③バターとオクラを加えて混ぜ合わせる。
④器にご飯を盛り、③をかける。
\ここがポイント♪/
耐熱ボウルに具材と調味料をどんどん入れて、あとはレンジにお任せ! 加熱前は特に混ぜなくても大丈夫です。
知ってた? 正しい「ふんわりラップ」とは
周囲はぴっちり空気が入らないように押さえ、真ん中にふんわりゆるみがあるのが「ふんわりラップ」。ゆるみがないとラップがはじけ、すき間があると熱が逃げるので注意。
ラップを開けるときの注意点
ラップを開けるときは手前ではなく奥側から!
つい手前から開けて、「熱ッ!」という経験をされた方も多いのでは? 電子レンジ加熱後は中に熱い蒸気がこもっているので、奥側から開けて蒸気を逃がすのが正解です。
河瀬璃菜さん
料理研究家、フードプロデューサー。レシピや商品開発、近年は地方を元気にするための6次産業化商品の開発に力を入れる。著書『神レンチン あなたにやさしい電子レンジレシピ』が発売中。
Mart2021年8月号
火を使いたくない日の「レンチン」最大活用術 より
撮影/中林 香 レシピ考案・調理/河瀬璃菜 取材・文/富田夏子 編集/永島 大