青山祐子さん「世界をリードできる大人に育て!『Curioo』の挑戦」
新型コロナの勢いが収束しない中、東京オリンピックが始まりました。
犠牲者へ黙祷、コロナ禍を戦い続ける姿、平和への祈りを込めた式典は、これまでの華やかな五輪とは違い、客のいないスタジアムに重い空気が漂いました。
そんな中、トーチを掲げた王貞治さん、一歩一歩自力で前へ進む長嶋茂雄さん、恩師を支える松井秀喜さんが聖火をつないだ姿に心打たれました。
王さんも長嶋さんも、大病から復活。
脳梗塞でアテネ五輪を断念した当時の長嶋さんは、「リハビリはしんどい。元気な時のトレーニングの何倍も辛いけど、そこで努力をやめたら終わる。」と語り、自ら掛け声をかけながら、思うように動かない体のリハビリに取り組み続けました。そんな大変な時でも長嶋さんは、同じ施設に通う一人一人に「一緒に頑張りましょう」と明るい笑顔で声をかけていた姿を思い出します。
ここしばらく別の病のため長嶋さんにお会いできず心配でしたが、開会式での嬉しそうな表情に、人には見せない努力があったのだろうと胸が熱くなりました。
子供達には地元でオリンピックを体験させたかったのですが、コロナ規制のため帰国を断念。
無観客だと、テレビから戦う選手達の声がよく響き、緊張感が伝わります。躍動する選手達の活躍が素晴らしく、夢中になって見ています。
やっぱり私はオリンピックが好きだ!
コロナ禍の困難にも屈せず、夢を諦めず努力を続け大舞台に立つ世界206の国と地域の代表選手達。
子供達には、メダル獲得の興奮だけでなく、
様々な地域の代表選手が力を振り絞る姿を見て欲しい。
そして、自分の好きな選手、好きなシーンを見つけ、なぜ好きなのか、そうなるためにはどうしたらいいかを一緒に考えてみる。
そんな味わい方ができればと思っています。
さて、香港は、厳しいコロナ規制の成果で、新型コロナ感染者ゼロの日が50日連続しています。この夏は海外旅行をせず香港で過ごす人が多いので、イベント会場、行楽地、レストランはどこも大混雑。アニメエキスポには何千人もの長蛇の列ができ、真夏の炎天下で3時間待ちとなるほどです。
今回の連載は子育てアイデアをお休みして、
先日、日本テレビの番組でご紹介した
今進行中の教育プロジェクト
『Curioo』(キュリオ)についてです。
子供達が将来世界で活躍するために、世界最先端のインターナショナルスクールの教育内容を取り入れた塾を日本で始めようとしています。
英語とテクノロジーを使って、リーダーシップ、起業家精神、デザインなどを学びます。日本の幼稚園、小学校に通いながら参加できます。
子供達が大人になったとき、今存在する仕事の何割が残っているでしょうか?
AI時代を生き残るためには、今後さらに新たな発想、企画、実行力が必要になってきます。
『Curioo』は、中国、ベトナム、インドネシア、マレーシア、タイの地元の学校に通う子供達に提供が始まったばかりで、高い学費のインターナショナルスクールへ通わなくても、塾ベースで学べます。
例えば、『Curioo』で子供達が学ぶ起業家精神は、独創性、企画、実行、分析、修正など様々な能力を育むことができます。
子供達同士、英語で起業体験をします。
1、アイデアを考える
「ギターが得意だから教室を開こう」
2、市場調査、ニーズを調べる
「どんな人たちが、何を求めている?」
「クラシック?ロック?」
「他の人はいくら?」
「どのくらいの値段ならニーズがある?」
3、ビジネスプランを立てる
「グループ?個別レッスン?オンライン?」
「レッスンプランは?」
4、宣伝広告のポスターを作る
5、販売
6、戦略の見直し
「もっと売るには何が必要?」
子供は発想が自由で、アイデアが豊富です。
英語とテクノロジーはあくまで手段として使い、目的として学ぶわけではありません。
自分の考え、創造性を持つこと。
そして、説得力、プレゼン能力など、コミュニケーション能力をつけ、
リーダーシップを育てるのです。
日本の子供達に輝く未来を切り拓いて欲しい!
来年春、福岡からスタートを目指しています。