【ハイハイ探検隊】赤ちゃんと一緒におうちを探検!

ママやパパが子どもと一緒に楽しめるおうち遊びを毎週金曜日にご紹介している「VERYこども遊び研究所」。井出武尊さんによる乳幼児ママ向けの楽しい遊びです。

 

 

赤ちゃんハイハイ探検隊

ハイハイができるようになると、赤ちゃんの行動範囲はググッと広がります。たまには赤ちゃんと一緒に家の中を探検するのはいかがですか?ママも一緒にハイハイで。

名付けてハイハイ探検隊。ハイハイで家の中をあちこち行くだけです。でもそれは赤ちゃんにとってはたくさんの刺激が得られる大きな冒険になることでしょう。

すべてが初めての赤ちゃんは世界を知ることにとても貪欲。赤ちゃんが世界を知る方法は目で見ることよりも手や口で触れることが中心です。未発達な視覚よりも早くから発達する触覚を用いて物事を理解しようとします。なんでも口に入れたがるのは、おっぱいを吸うために口の中の感覚が敏感だからです。

ハイハイ探検隊の目的は、家の中のたくさんの異なる質感に触れること。普段は無意識に生活していますが、家の中は様々な質感にあふれています。

床だけでもフローリング、畳、カーペット、人工石タイルなどいろんな質感があるものです。質感の違いを声に出しながら、赤ちゃんと一緒に味わってみてください。
「ざらざらしているねー」「ひんやり冷たいね」と思うままに言葉にしましょう。たくさん語りかけてあげてくださいね。

危険なものに触れそうになった時は「危ないよ」と危険を伝えてあげることも大切なことです。

少し進んだら、お座りをして壁や家具も触ってみましょう。壁紙のざらっとした感じ、ガラスのつるんとした質感など、違いを楽しんでみてください。ママも忘れていた感覚を思い出すかも?

「今日はとことん遊ぼう!」という日ならば小麦粉や米粉、片栗粉をボウルに入れて、両手で触れるという遊びも魅力的。汚れても簡単に掃除できますし、万が一に口にしても体に害がないので安心して遊べます。とはいえ、のどを詰まらせると危険なので、遊ぶ際には目を離さないでください。両手が使えるようになる1歳前後が遊びはじめの目安です。

※アレルギーの恐れがありますので、扱いには十分ご注意ください。気になる場合は控えてください。

初めはさらさらとした粉の質感を楽しみます。そこに少しづつ水を加えます。最初はびっくりするかもしれませんが、慣れれば楽しい感触遊びになります。水を多めに入れればドロドロに、少なめならば粘土のようになります。手の熱による温度の変化も感じてみてください。

 

「手は第二の脳」なんていう言い方もありますが、手で触れると脳にもたくさんの刺激が与えられます。様々な質感を知ることで、頭も体も大きく成長します。

ところで、ママもハイハイをすることで、赤ちゃんが普段見ている家の中の風景を見ることができます。ちょっとした運動になりますし、大人の目線では見えなかった危険箇所なども見つかるかもしれませんよ。

歩きはじめの赤ちゃんはヨチヨチ探検隊で冒険しましょう(笑)。

※遊ぶ際には赤ちゃんから目を離さないよう、また危険なものに触れたり口に入れたりしないよう充分に注意してください。

 

遊んでみた様子は、ぜひ#takeruide  #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね!

 

\教えてくれたのは/

◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram:@takeru_ide