「20代と同じベースメークが30代で通用しなくなるワケ」超人気ヘアメーク・イガリシノブさんに聞いてみた!

「マスク生活でファンデーションをサボり始めた」「気づいたらずっと同じアイテム…」など、色物に比べて更新していない人も多いベースメーク。そもそも30代のベースメークの正解って?幅広い世代から支持を集めるイガリシノブさんに、改めてイチから教えてもらいました!

〝テカリ〞にならない加減が難しい…30代に似合うツヤ肌が知りたい!

内側から光を放ちながら、肌表面はさらっと軽さのあるツヤ肌が理想

下地だけでしっかり発光してくれ

下地だけでしっかり発光してくれるものが多いので、肌の内側からの光で十分ツヤ肌は作れます。表面はセミマットに仕上げて、軽やかな肌に。今回は光り方の違う2種類のパール下地を使ったのがポイント。肌がより軽く見えて衰えも感じさせない!

ジャケット¥20,900(カデュネ/カデュネ プレスルーム)トップス¥8,000(バナナ・リパブリック)ピアス¥74,800ネックレス¥126,500(ともにウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)バングル¥7,830(アビステ)

使用したコスメはこちら

1.乾燥や肌荒れから肌を守る〝

1.乾燥や肌荒れから肌を守る〝発酵〟パワーに着目。みずみずしいジェルタイプの美容液。アンティポディース クレド プロバイオティクス セラム 30㎖ ¥6,380(コスメキッチン)※9/1発売 2.たっぷりのうるおいでスキンケアクリーム感覚で使える、トーンアップ×UV下地。ミシャ グロウ スキン バーム サンベース〈SPF50+/PA++++〉35g ¥2,310(ミシャジャパン)3.ストロボライトを当てたように、パーンと輝く発光肌が手に入る!透明感と明るさを出すのに最適なピンク。ストロボクリーム ピンクライト50㎖ ¥5,280(M・A・C)4.黄みを払って、澄んだ透明感を引き出すブルー。ブルーライトカット効果も。フーミーコントロールカラーベースN ブルー〈SPF21/PA++〉15g ¥1,980(Nuzzle)5.軽やかさとマットな質感を両立した、美容液ベースのリキッドファンデ。ディオール スキンフォーエヴァーフルイド マット全11色〈SPF20/PA+++〉30㎖ ¥7,040 6.肌に溶け込んで粉っぽさを感じさせず、今っぽいセミマット肌へ。ディオールスキン フォーエヴァーコンパクト ナチュラル ベルベット全7色 ¥8,250(ともにパルファン・クリスチャン・ディオール)7.色をミックスすることで、より肌になじみやすくなります。キメ細かいパウダーがなめらかにフィット。リリミュウ シアーマットシェーディング02 ¥1,760(コージー本舗) 8.ラメなしハイライトがナチュラルな立体感を演出。フーミーハイライトパウダーWミルキーブルー¥2,200(Nuzzle)

イガリメークのHOW TO

    1.乾燥や肌荒れから肌を守る〝

    ①1の美容液をたっぷり!メーク崩れが気になる人はうるおいが足りていないケースも多いので、しっかり保湿してくれるものを。

    1.乾燥や肌荒れから肌を守る〝

    ②まずは1つ目のパール系下地。1の美容液に続いてスキンケアの延長で使える2を、しっかり全顔に広げていきます。

    1.乾燥や肌荒れから肌を守る〝

    ③2とは光り方が違う、2つ目のパール系下地3を投入。写真の位置(おでこ・目の下・鼻横・あご)に置き、内から外にのばして。

    1.乾燥や肌荒れから肌を守る〝

    ④パール系下地と相性がよく、黄みを抑えるブルーの下地4をON。写真の位置(おでこ・目の下の三角ゾーン・唇の周り)に。

    1.乾燥や肌荒れから肌を守る〝

    ⑤5のリキッドファンデは、少量でOK!とんとんと細かくスポンジでたたき込み、その後ハンドプレスでさらに密着させます。

    1.乾燥や肌荒れから肌を守る〝

    ⑥さらっとしたセミマット肌に仕上げるために、6のパウダーファンデを使用。ブラシに取り、全体にふんわり重ねます。

    1.乾燥や肌荒れから肌を守る〝

    ⑦7のシェーディングは、ブラシで左と中央をMIX。まずは目の骨の外側のくぼみから頬骨の下、次に口角からあご先へ。

    1.乾燥や肌荒れから肌を守る〝

    ⑧小さいブラシに7の左2色を取り、まずは眉頭から鼻筋に入れて影を作ります。続いて鼻下のみぞ、唇の山と底に置いて。

    1.乾燥や肌荒れから肌を守る〝

    ⑨8のパウダーハイライトは2色をMIXして、鼻の付け根からまぶたの下に。セミマット肌には、ラメなしのハイライトが正解。

メークを怠けるとすっぴんマインドに!自分の肌に向き合うことが美人への近道

肌のアラが気になる30代色の使い方やくすみとの付き合い方を研究して

20代からベースメークが更新されていないと、30代以降自分の肌のアラのほうが勝っちゃって、対応できなくなることも多いんです。たとえば以前はキレイにのっていたコントロールカラーがくすみのせいで合わなくなったり、生っぽいツヤ感が下品に見えてしまったり。だからこそ30代はある程度大人だということをしっかり認識して、色の使い方やくすみとの付き合い方を研究してみてほしいです。
私がベースメークで一番重視しているのが下地。多いと思われるかもしれないけど種類の違う下地を2、3アイテム駆使すると、ファンデーションを使う量が本当に少なくなるし、その分油分が減るから崩れにくくなる!老け見えの原因はメークの厚ぼったさにあると思うのですが、光り方が違う2種類のパール下地なら、肌が軽そうに見えるんです。さらに今回は黄ぐすみによる肌の重たさを払って、澄んだ感じに見せてくれるブルーのコントロールカラー下地もプラスしています。
マスク生活が当たり前になって、ベースメークがどんどん薄くなってる人〜!すっぴんだと〝すっぴんマインド〞になって、他の部分まで怠け者になっちゃうから気をつけたほうがいいと思う。だってメークをしたほうが自分の気分もアガるでしょ!?顔が整ってるとか整ってないとか、実は顔立ちって意外と関係ないんです。大事なのはマインド。マインドが前向きだったら美人にも可愛くも見えるんです!

教えてくれたのは...

ヘアメーク・イガリシノブさん

ヘアメーク・イガリシノブさん
女らしさや可愛げを忍ばせながら、ムードのあるオシャレ顔を作る達人。TV番組での密着取材も多々!コスメブランド『フーミー』『ベイビーミー』のディレクターも務める。

撮影/岡本 俊(まきうらオフィス)〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉モデル/土屋巴瑞季 ヘアメーク/イガリシノブ(BEAUTRIUM)スタイリング/村瀬萌子 取材/広田香奈 再構成/Bravoworks.Inc