一流アスリートパパ、廣瀬俊朗さんの男性ならではの「食育」とは
子どもに対して母親は、「あれ食べて」「これ食べて」「しっかり食べて!」と言ってしまいがちですが、パパたちはどんな思いなのでしょう? アスリートたちに、自分の経験を踏まえた独自の考え方をうかがいました。今回は元ラグビー日本代表キャプテン 廣瀬俊朗さんです。
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連載【廣瀬俊朗の「パパはオモロい!」】① “好き”を探している子どもにとやかく言いたくない。
押し付けるつもりはないけれど、 味噌汁や甘酒といった 日本の発酵食品の良さを、 子どもにも伝えたい
元ラグビー日本代表キャプテン 廣瀬俊朗さん(41歳)
1981年生まれ。大阪府出身。慶應義塾大学、東芝ブレイブルーパス、日本代表とキャプテンを歴任。現役引退後はドラマ「ノーサイド・ゲーム」出演や、現在「news zero」木曜パートナーなど、幅広く活躍中。体操・新体操・水泳、趣味でSUPをする11歳長女とラグビー・体操をする8歳長男の父。
長女はアクティブでよく食べ、魚が好きです。息子はラグビーをしており、体質的に食は細いですが、焼き肉だと食欲旺盛になったり。
子どもにはジャンクフードはあまり食べさせないでおきたいのですが……。もっと親が頑張らないといけないなと反省しています(笑)。
僕は選手時代から発酵食品に興味を持ち、海外遠征の際には必ず味噌汁を飲んでいました。そんな縁もあり、ラグビー場でおにぎりと味噌汁を提供するキッチンカーの取り組みを始めています。
納豆、味噌汁、甘酒、発酵食品は、体に良くて美味しいだけでなく、面白い。微生物が自然発酵していく中で味に深みが増し、新しい価値が生み出されます。微生物が僕ら人間をとても良い方向へ導いてくれると感じます。
よく子どもたちにも朝、「味噌汁だけでも飲んで行ったら?」と言います。日本ならではの出汁の味や味噌の良さを感じてもらえたら嬉しいですね。
<廣瀬さん自身が、昔よく食べていたものは?>
子どもの頃、好きだったものは「季節のフルーツ」。ラグビー選手は肉ばかり食べていると思われがちですが(笑)。肉より魚派。
来年、鎌倉・長谷寺近くに「甘酒スタンド」をオープン予定の廣瀬さん。ノンアルコールの糀甘酒を使い、フルーツを入れるなど誰にでも飲みやすく、甘酒の魅力を開けないかとメニューを考案中。
撮影/吉澤健太 取材/東 理恵 ※情報は2023年1月号掲載時のものです。
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