おかずに飽きたら〝タイの知恵〟焼き魚に飽きたらプラータプティムヌンマナーオに!

なかなかレパートリーが増えにくい魚料理。今回中村さんが教えてくれた魚料理は、簡単&時短なのに、ライムとにんにくが効いたエスニック風味が新鮮! 蒸し器も不要で、片付けも楽ちんです。

焼き魚に飽きたらプラータプティムヌンマナーオに!

「プラータプティムヌンマナーオ」とは、プラータプティム=赤魚、ヌン=蒸す、マナーオ=ライムという意味で、タイではポピュラーな赤魚のライム蒸しのこと。
「本来は赤ティラピアを1尾まるごと使いますが、白身魚の切り身で代用し、蒸し器なども使わず電子レンジで加熱する簡単レシピに。魚は皮目を下にして置き、合わせ調味料をかけて加熱すると、味がしみ込みやすいです。盛りつけの際は皮目を上にすると見映えがいいですよ。ライムをたっぷり使うのでさっぱり食べられます」(中村さん)

エスニック風レンジ蒸し魚


ラコットクルンプリL 白¥2,640、ポンポネ150プレート グレー、ペールブルー各¥1,210(すべてスタジオエム)

耐熱皿にのせて調理し、そのままテーブルに出すのがタイ風。合わせ調味料をかけて電子レンジで加熱しただけで、おもてなしにもぴったりな一皿に。

  • 材料(2人分)
    好みの白身魚の切り身(タイやタラなど)……2切れ
    塩……4つまみくらい
    A[ライムのしぼり汁……ライム1個分(大さじ2くらい)、ナンプラー……小さじ2、酒……小さじ1、はちみつ……小さじ1、にんにくのみじん切り……1片分]
    ライム(味つけの仕上げと飾り用)……1個
    パクチー(飾り用)……お好みで
    粗挽き黒こしょう……適量

つくり方

  1. バットなどに切り身を置き、全体に塩をふりかけて(片面につきひとつまみくらい)ラップをかけ、冷蔵庫に入れて10分置いたら、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
  2. 耐熱皿に①の切り身を皮目を下にして置き、混ぜ合わせたAをかける。
  3. ②にラップをふわっとかけたら電子レンジ(600w)で2~3分加熱する(加熱時間は切り身の大きさによって調整してください)
  4. 熱が通ったら皮目を上にし、1/4にカットしたライムを絞る。薄切りにしたライムとお好みでパクチーを飾り、粗挽き黒こしょうをふって完成。

ポイント


本場ではまるごとの魚を使うが切り身の魚で手軽に


蒸し器などは使わず電子レンジで簡単につくれます

中村明花さんプロフィール

子連れにも優しかったタイのレストランも素敵な思い出

「タイは大人はゆっくり食事ができて、子どもは自由に遊べて楽しめるレストランが多く、プールの横にテーブルがあったり、遊び場の中にテーブルがある店も。ブリーラムという町で通った店では、スイカのフレッシュジュースの美味しさにハマり、行くたびにオーダー。また飲みたいなぁ♡」

なかむら・さやか/1986年生まれ。Martモデルとして活躍する、5歳の女の子のママ。調理免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持つ。夫でサッカー選手の細貝 萌選手の移籍により約3年間タイで生活。

撮影/山下忠之 スタイリング/鮓本美保子 取材・文・構成/長南真理恵 編集/松田睦美

2021年11月号
中村明花さんのおかずに飽きたら“タイの知恵” Vol.26より