「なるほどですね」って使ってない?使うと恥をかく言葉遣い5つ

何気なく使っているその言葉、本当に正しいですか?

もしかしたら、知らず知らずのうちに恥をかいている可能性も。

できる大人に美しい言葉遣いは必須です。会社でつい使っていないかチェックしましょう。

 

(1)「マジうけますね」

(1)「マジうけますね」

「うける~」は、面白い話やついつい笑ってしまう出来事に反応する時に発せられる言葉ですね。

“面白い”や“笑える”の意味で使われていますが、人によっては「バカにされている?」と不快に感じる方も少なくありません。

会社では絶対に使わないようにしましょう。「マジ」も社会人としてはNGな言葉遣いです。

(2)「なるほどですね」

(2)「なるほどですね~」

「なるほど、そうですね」が略されたものであり、言葉としては間違った表現です。

また、「なるほど」は、相手の言ったことに納得した時や(相手の言っていることを判断した上で)同意する時に使う言葉のため、会話をする相手や話の内容によっては「上から目線だ」と不快に思う方も少なくありません。

目上の方に対して使う時は、特に注意しましょう。

「社長のおっしゃる通りです」や「確かにおっしゃる通りです。勉強になります」など、別の言葉に置き換えたほうが良いですね。

(3)「ぶっちゃけ、どう思います?」

(3)「ぶっちゃけ、どう思います?」

「ぶっちゃけ」は、“正直に打ち明けると……”という意味ですが、友人同士で使うカジュアルな言葉であり、ビジネスシーンでは相応しくありません。

「実際のところ、どのように感じられましたか?」というような言葉のほうが、“しっかりと自分の中で感じたものがあり、その上での質問なのだな”と、きちんとした印象を与えることができます。

他にも「ここだけの話……」という言葉に言い換えてもよいですね。

(4)「やっぱ~ですよね」

(4)「やっぱ~ですよね」

社会人として「やっぱ」はNGです。幼く教養のない印象を与えます。

「やはり~ですよね」と、たった2文字変わるだけでぐっとビジネスに相応しい言葉遣いになりますね。

(5)「半端ないですね」

(5)「半端ないですね」

昨年流行した言葉で、 “もの凄い”という意味で使われていますが、本来は「半端ない」は「中途半端ではない」の略した言葉です。

流行りの言葉はつい口にしたくなりますが、ビジネスでは通用しない言葉ですので気を付けましょう。

 

日常で何気なく使っている言葉がポロリと会社でも出てしまうものです。

口癖は自らの意識次第で変えられます。ぜひ、普段から美しい言葉をたくさん口にしましょう。

 

文/西谷依里子 画像/PIXTA(ピクスタ)(Blue flash、Graphs、tomos、Pangaea、kikuo、muu) 参考文献/『新小辞林』(三省堂)