子どもに質問されても焦らない! 眺めるだけで30年分のニュースがわかる本の3つの活用法

テレビのニュースを見ていたら、「これってどういうこと?」とお子さんに聞かれて言葉に詰まってしまったことはありませんか? そんなピンチを救ってくれる書籍がこの春発売されました!


『30年分の経済ニュースが1時間で学べる』(大和書房)¥1,600(税抜き)

『30年分の経済ニュースが1時間で学べる』(大和書房)はイラストがいっぱいで、パラパラ見るだけでぐっとニュースが身近に感じられる一冊。発売わずか9日で重版が決定し、さらに発売1カ月で2回目の重版が決定したこの書籍は、Martの連載「NEWSな言葉」でおなじみのエコノミスト・崔真淑さんが執筆しています。

崔 真淑さん
マクロエコノミスト。Good News and Companies代表。大和証券SMBC金融証券研究所(現・大和証券)に株式アナリストとして勤務し、最年少女性アナリストとして主要メディアで解説者に抜擢される。2012年に独立。経済学を軸に、経済ニュース解説、経済・資本市場分析を得意とするエコノミスト・コンサルタントとして活動。

忙しい人でもサクッと読めるわかりやすい一冊です



この本は、1つの項目を“パッと見るだけでわかるイラスト”と“詳しい内容の本文”で説明した、わかりやすいつくりになっています。「忙しくてじっくりニュースを見る時間がなかなか取れない、という方にぜひ読んでほしいですね。たくさん文字を読むのは疲れちゃう……という方は、イラストを眺めるだけでも大丈夫! ざっと見て“これ何だろう?”と気になったニュースだけ読む、という使い方もおすすめです」(崔さん)

眺めてもよし、読み込んでもよし、のこの本にぴったりの活用法を崔さんにうかがいました。

使い方①子どもとのコミュニケーションツールにする

「お子さんにニュースについて聞かれたら、この本で読んだことを話したり、イラストを一緒に見てもいいですね。また、お金教育のスタートに使うのにもぴったり。いきなり難しい話をすると楽しくないので、まずは“AppleやYou Tubeはどんな仕組みでお金を稼いでいるの?”など身近なところで起きていることについて話すためのツールに使い、自分の周りでお金がどう動いているか考えさせることから始めると、興味を持ってもらえるはず!」(崔さん)

使い方②将来への不安を和らげる



「年金や老後のことなど暗い話題が多いので、“このままでいいの?”と不安に思っている方も多いと思います。でもただ不安に思っているだけではなく、“今の日本は何が起きているの?”というのを4章をパラパラ見てざっくりつかんでみてください。そうすれば、“悪いことばかりじゃないな”というのがわかり、“これから何をしたらいいんだろう”というのが考えやすくなります。そこでさらに将来に向けて投資を考えるなら、3章を読むと日本経済の動きがわかるので参考になりますよ」(崔さん)

使い方③学生や就活生の現代史対策に

「この本をざっくり読むだけで、現代史の全容がなんとなくつかめます。“もうすぐ試験なのに時間がない!”という学生さんから、“面接が近いけれどニュースを見てないな”という就活生の方まで、現代史をこの一冊で楽しく学べます♪ 小学校高学年~大学生まで、幅広い年代の方に役立ててもらえると思います」(崔さん)

肩の力を抜いて読み進めることができるうえ、いろいろ活用できるのが嬉しいですね。“ざっくりでいいから世の中のことを知りたい”と思っている方は、この本のイラストをパラパラ見るだけでもテレビのあのニュースがわかるようになるはず! ぜひ手に取ってみてください♪


『30年分の経済ニュースが1時間で学べる』(大和書房)¥1,600(税抜き)

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取材・文・構成/倉澤真由美(Mart編集部)