ひげの剃り残し、毛穴ボツボツ、赤ら顔……【夫の肌のあるある】はエイジングサインだった!
スキンケアやメークは女性だけのもの、なんて思っていませんか?男性だってスキンケアは必須。夫やパートナーの肌を今一度見てみて。もし、こんな症状があったらそれ、エイジングサインです。
顔色が冴えない
→紫外線によるくすみ
自分でも昔より顔色が冴えないと思ったり、「具合悪い?」と言われたり。それはUVケアをしていないために紫外線による日焼けや、男性に多い意味もなく顔をこする癖で色素沈着や色ムラが生じているためです。くすんだらどうするという方策がわからず放置してしまう人が多いのです。
ひげの剃り残し
→肌がたるんでいる
40代以降になると、朝ちゃんと剃ったはずなのに夕方になるとひげの剃り残しに気づくという人が増えてきます。肌がたるんでくると女性がアイラインを引きにくくなるのと同じで、皮膚がパンと張ってないことによりひげが埋もれてしまい、剃り残してしまう頻度が増えるのです。
毛穴がボツボツ
→加齢とストレス
男性は女性に比べて汗や皮脂の分泌量が多いです。ストレスが多いビジネスマンなどは交感神経が優位になり男性ホルモンが出やすくなって、結果として皮脂も増えがちです。それに伴い毛穴が開き毛穴が流れてたるみ、ボツボツした肌に見えるのです。
頰が赤い
→肌が乾燥している
皮脂を目の敵にしてしょっちゅう顔を洗ったりスクラブで洗顔したりすると、一時的にサッパリしますが、肌が乾燥することにより皮脂が過剰分泌します。頰がいつも赤い人は肌が乾燥しているしるしなので、過度な洗顔はせずに、できればその期間はひげ剃りも控えて肌を保湿しましょう。
肌格差が広がる年頃、スキンケア方法で肌は大きく変わります
男性は弱みを見せたくないので、男性同士でエイジングケア情報をなかなか共有しません。スキンケア方法を高校生の頃からアップデートせずに、昔使っていたような化粧品をそのまま使っている方もいます。40代以降だとがっつりと皮脂を落とすような洗顔料を使うことによって、乾燥による皮脂の過剰分泌を招きます。乾燥が皮脂やテカリの原因の場合、皮脂を取れば取るほど出てきてしまうので悪循環に。男性の肌は女性より厚いですし、若い頃は新陳代謝が活発でホルモンバランスも整っていてケアをあまりしなくてもなんとかなっていました。ここから先はエイジングケアをしている人と、していない人の格差がどんどん開いてきます。年齢に合わせたスキンケアアイテムにシフトしましょう。
教えてくれたのは……藤村 岳さん 男性美容研究家
シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論を打ち立て、男性美容のパイオニアとして各メディアで活躍中。All Aboutにてメンズコスメのガイドを務めるなど、男性が自分自身に関心を持てるようエールを送っている。
2018年『美ST』8月号掲載
撮影/大瀬智和、大槻誠一 モデル/田口聖一 ヘア・メーク/伊藤佳奈(Bliss)、久保フユミ(ROI) イラスト/SMO 取材/菊池真理子