ボブ向けも!アイロン不要の「おしゃれで楽」なヘアアレンジ【③1分でできるアレンジ】

朝忙しくて、髪を巻いている時間がない!ヘアアレンジするのは好きだけど、アイロンで巻くのが苦手。雑誌で見たあのスタイル、素敵なのに思い通りに作ることができない…。そんなヘアアレンジの悩みを持っていませんか?
それはもしかしたら、「アイロンで巻く必要がない」ヘアアレンジで全部解決できちゃうかもしれません。

今回は、CLASSY.ONLINEの特別連載として「ベースでアイロンで巻く必要がないヘアアレンジ」を全6回にわたって公開します。
もちろん、ロングだけじゃなくて、ボブの人だってできるスタイルも掲載!

第3回目では、「アイロンで巻く時間もない!アレンジする時間もない!」という日のための、1分でできる時短ヘアアレンジを公開します。

ボブ&ロングの人にぴったりの巻かないヘアアレンジを紹介

まずは【ボブ編】からご紹介!こんな人にオススメ

Before

Before
☑肩につくレングスで、ややレイヤーの入ったボブ
☑比較的直毛、猫っ毛な髪質
☑ブローやアイロンにかける時間がほとんどない
☑寝癖がつく場合は、うねるよりもつぶれやすい
☑アレンジは家を出る前というよりも出先でささっと派

そんな人には、こんなアレンジを!

ゴム1本しか使わない【おだんごハーフアップ】

    Front
    長めの前髪を下ろしたハーフアップ。少し横を向くと、控えめなおだんごがちらりと覗き、スタイルのアクセントになっています。毛先をアイロンで巻いていない場合には、ヘアの上のほうにデザインポイントをつくるのがオススメです。

    Side
    後頭部付近に作られたお団子が、小さめで大人可愛い印象。アゴから耳を通るラインの延長線上にある後頭部の位置、通称「ゴールデンポイント」という部分に作るおだんごは、万人に似合いやすいんです。

    Back
    オイルなどウェットなスタイリング剤を使った、濡れ髪風の質感です。髪が生乾きの状態で出かける際にはこんなハーフアップにしておくと、乾きにくい襟足部分を中心に、自然乾燥できる…という裏技もあります(もちろん、きちんと乾かしているほうがベストですが)。

ヘアアレンジの詳細プロセスを紹介!


    トップの髪を一つにゴムで結わきます。毛先を抜き切らずにゴムシニヨンの状態にします。簡単をにおだんごを作る際に有効なテクニックです。ボブの長さでは、毛先部分は上に向けておくとよいでしょう。


    ゴムシニヨンの毛先は、根元を結んだゴムにぐるりと1周巻き付けて、最後はゴムに挟んで固定します。右利きの人は時計回り、左利きの人は反時計回りに巻き付けるとやりやすいです。


    2でつくったおだんごは、指でつまんで引き出して崩します。このとき、結んだゴムを逆の手で押さえて、おだんごが崩れてしまうのを防ぎます。


    最後に、毛先中心にオイルなどのスタイリング剤をなじませて、外ハネっぽく動きをつけて完成です。アイロンで巻いていない時には、ウェットなスタイリング剤をなじませるとごまかしやすいです。

続いて【ロング編】!こんな人にオススメです

Before
☑鎖骨付近のミディアム~ロングヘア
☑毛先が広がりやすい、ボワっとしやすい髪質
☑暑がりなので、首元は涼しくしたい
☑出先で、湿気が原因で髪が広がったりすることがある
☑寝癖がつくと髪がうねりやすい

そんな人には、こんなアレンジがオススメです

高めの位置で結んでいるのがオシャレ【カジュアルおだんご】

    Front
    高めの位置におだんごをつくったスタイル。正面から見てもおだんごに存在感があります。ラフになりすぎていないので、多少かしこまった場に行くのもOKなスタイルです。

    Side
    後頭部にこぶし大のおだんごがあるアレンジ。高さのあるおだんごをつくると、スタイルにメリハリが生まれ、小顔に見せてくれる効果もあります。

    Back
    シンプルになりすぎてしまう時は、おだんごの根元付近にバレッタやヘアピンなどでアクセントを加えるのもオススメです。派手色を選ばず、ヘアとなじむような色味を選ぶと、おだんごも子供っぽく見えることはありません。

ヘアアレンジの詳細プロセスを紹介!


    後頭部付近で、毛先を抜き切らないゴムシニヨンを作ります。髪がロングやミディアムで長い場合には、下に向けて毛先を出しておくのがポイントです。


    毛先を根元のゴムに巻き付けていきます。きつく巻き付けるとおだんごのフォルムにメリハリが生まれ、よりカジュアルになります。場面に応じてお好みで調節して。


    毛先はゴムに挟んで固定します。しっかりとゴムの結び目を隠しておきます。


    結んだゴムを手で押さえながら、襟足の毛を軽く指でつまんで引き出します。たゆみを少しつくることで、大人っぽさやこなれ感を出すことができます。


    おだんごにした部分は指で上下左右に引き出して崩します。毛先が飛び散らないように、ほどよい量にとどめるほうが、大人っぽく見えます。

アイロンで巻かないヘアアレンジ、いかがでしたか?時間がない時や、出先でさっと髪をまとめるときに、ぜひ活用してみてくださいね。

今回のヘアを解説してくれたのは…
ヘアメイクアーティスト
鈴木富美子さん(ヘアサロンEMBELLIR・代表)
スタッフ全員が毛髪診断士の資格を取得している、髪の美しさにこだわるヘアサロン「アンベリール」代表。大人らしい上品なヘアアレンジが得意で、着物やウェディングのアレンジ本を多数出版。20代~50代以上まで、幅広い層の女性たちからの厚い支持を受けている。サロンではオリジナルのヘアアクセサリーの販売や、ヘアセットのオーダーも可能。

EMBELLIR アンベリール
東京都渋谷区神宮前4-2-22 アビターレ2F
☎03-6447-4263 営業平日11:00〜20:00 / 土日祝 10:00〜19:00(火曜定休)

撮影/奥村浩毅 ヘア/鈴木富美子(EMBELLIR) メーク/宮寺真悠 モデル/武岡真理恵さん<ボブ>(ディベロッパー勤務・32歳)、山岡葵さん<ロング>(看護師・31歳) 編集/ガヤ美(CLASSY.WEB編集室)