ヘアアレンジが劇的にオシャレになる「こなれ感」の出し方講座【毛束の引き出し方】

「CLASSY.」2018年12月号より抜粋、鈴木富美子さんの簡単こなれアレンジ

皆さんは、ヘアアレンジをするのは好きですか?「好きだけど、あまり得意ではない…」なんていう声もよく聞きます。ピンを使うのが苦手だったり、アイロンで巻くが苦手だったり。その理由は様々ですが、よく雑誌などで見かける、〝髪を適度に引き出してこなれ感を出す〟という、いわゆる作ったヘアアレンジを「くずす」というプロセスが苦手な方も多いのではないでしょうか。
今回は、人気ヘアメークアップアーティストの鈴木富美子さんに、「簡単にできる、こなれ感を出すくずし方」の極意をうかがってきました。ぜひヘアアレンジの参考にしてみてください。

一番大事なのは、「大きく引き出す部分」と「小さく引き出す部分」を混ぜること!

本に書いてある「バランスを見ながらランダムに引き出す」のバランスっていったい…。と悩んでしまう読者が多いのも当然。不器用な人はその加減が分からないからです。くずすのが苦手な人は、リアルにランダムに引き出して崩すのではなく、「均一にランダムに引き出した感じ」を出すことを心がけることが大切なんです。
具体的には「大きく引き出す部分」と「小さく引き出す部分」を交互に混ぜること。では、どのくらい引き出せばいいのかをチェックしてみましょう。

【大きく引き出す場合】

    【指の腹を使って、グイっとつまむ】
    まず最初に大まかに引き出す時の大きさです。指の腹を使って髪を頭皮に対して2㎝ほど垂直に引き出します。毛束は鉛筆ぐらいの太さをつまむとちょうどよいでしょう。

    引き出すとこんな感じに!
    ラフにくずした印象を与えることができます。ちまちまと細かく崩さずに、一度にグイっと引き出すのがポイントです。

【小さく引き出す場合】

    【爪先を使って、軽くつまむ】
    メリハリをつけるために引き出すための大きさです。爪先で引っ掛けるように、髪を頭皮に対して5㎜~1㎝ほど垂直に引き出します。毛束はつまようじぐらいの太さをつまんで。

    引き出すとこんな感じに!
    繊細にくずした印象になります。ゆっくりと丁寧に引き出すことを心がけましょう。

ポニーテールを例に、崩し方の手順をチェックしてみて

今回は、ポニーテールの場合を例に毛束の引き出し方をレッスン。トップの部分に手グシを通して引き出しやすくしてから、徐々にサイドのほうに向けて「大→小→大→小…」と順番に崩していくのがコツです。

    Before
    低めの位置で結んだポニーテールをつくりました。


    まず、高さを出したいトップは手グシを通して軽く持ち上げます。この時、逆の手でゴムは押さえておきましょう。


    トップの中央、前髪に近い部分は「大」で引き出します。


    その横は、結び目に近い部分を「小」で引き出します。


    さらに、その横は前髪に近い部分を「大」で引き出します。


    さらに、その横は結び目に近い部分を「小」で引き出します。


    同様に、「大」で引き出します。


    そのまま、大、小、大、小と混ぜながら引き出していけば完成です。

    After
    タイトに結んだひとつ結びよりも自然なゆとりが生まれて、こなれ感を出せました。

いかがでしたか?このように、大と小を混ぜながら均一に引き出していくと、最終的な仕上がりは「狙って作ったようなランダム感」が出せるようになるんです。ポニーテールやおだんごなど、シンプルなアレンジほどくずしで差をつけることができます。ぜひマスターしてくださいね。

今回のヘアを解説してくれたのは…
ヘアメイクアーティスト
鈴木富美子さん(ヘアサロンEMBELLIR・代表)
スタッフ全員が毛髪診断士の資格を取得している、髪の美しさにこだわるヘアサロン「アンベリール」代表。大人らしい上品なヘアアレンジが得意で、着物やウェディングのアレンジ本を多数出版。20代~50代以上まで、幅広い層の女性たちからの厚い支持を受けている。サロンではオリジナルのヘアアクセサリーの販売や、ヘアセットのオーダーも可能。

EMBELLIR アンベリール
東京都渋谷区神宮前4-2-22 アビターレ2F
☎03-6447-4263 営業平日11:00〜20:00 / 土日祝 10:00〜19:00(火曜定休)
https://www.embellir.jp.net/

撮影/奥村浩毅 ヘア/鈴木富美子(EMBELLIR) メーク/宮寺真悠 モデル/堀内咲季さん(IT関連企業勤務・30歳) 編集/ガヤ美(CLASSY.WEB編集室)