口臭ケアグッズ、たるみ防止筋トレetc.「口の老化」を防ぐ方法あります

何においてもエイジング対策が気になる40代。もちろん、口元のケアもバッチリ……思っていませんか? でもそれは外側の話。実はその〝中〟にじわりじわりとエイジングが広がっていて、それが老けの原因になっているかも。肌と同じく、潤いが不足してくる口の中に踏み込んだケアで、パーフェクトな若々しさを目指しましょう。

シャツ¥15,000(バイマイティ)ピアス¥14,000(ジュエッテ)
目次 <口臭> 加齢による“ドライマウス”が原因のことも
<顔のたるみ> 口内の筋力低下が原因。簡単にできる“口内トレーニング”で筋力UP


●今回教えてくれたのは……<慶友銀座クリニック>大場 俊彦 院長

睡眠時無呼吸やいびき治療、口臭外来もあり。場所柄、女性の患者さんも多い。著書に『いびき女子、卒業!』(主婦の友社)


<口臭> 加齢による“ドライマウス”が原因のことも

①口臭は生活の乱れや歯間の汚れ、ストレスの他にドライマウスが原因

「口臭」は偏った食事や睡眠不足などの不規則な生活や、緊張などのストレスが原因のひとつ。そして口の中の乾燥=ドライマウスも大きな要因です。臭いが気になると歯を何度も磨く人がいますが、磨きすぎは余計乾燥を招くことも。水分不足や加齢によって口内筋力が落ち、唾液分泌が少なくなることで起こります。口内をうるおすことが先決。

②ドライマウス対策には、しっかり唾液を 出すことが大切です

<朝ごはんを抜かない>

就寝中の脱水と口呼吸により、1日の中で一番朝の口臭が強くなります。嚙むことは最も唾液分泌を促すので、コーヒーだけは控え朝食をとることがおすすめです。

<出先で気になったときは持ち運びできるケアグッズで対処>

汚れをきちんと取ることが臭いを感じさせない秘訣。細く入り込みやすい携帯用歯間ブラシ、スプレー式や分包のマウスウォッシュで賢く手軽に取り去って。〈右から〉ミネラル塩などの天然成分で1回使い切り。おいせさん お浄め口漱塩水 12個¥1,800(コスメキッチン)乾きが気になるときに舌にプッシュ。アクアバランス 薬用マウススプレー オープン価格(ライオン)鏡付き。オーラベーシック デンタルピック110¥570(アルファネット)

<カフェインを摂りすぎない>

コーヒーなどに含まれるカフェインは唾液分泌を低下させます。コーヒー豆の微粒子は舌に付着しやすく放置すると臭いのもとに。アルコールも摂りすぎるとドライマウスに。

<アルコールフリーのマウスウォッシュを使う>

マウスウォッシュを併用して歯磨きだけでは取れない舌や歯茎、口腔粘膜の汚れを取って。スッキリ感ではなく、ドライマウス予防には、アルコールフリーが鉄則です。〈右〉菌が繁殖しやすい夜に使い抑制。ガム・ナイトケアリンス オープン価格(サンスター)〈左〉ピリッと感ゼロ。セラブレス オーラルリンス アイスミント¥2,000(アルファネット)

<ガムやタブレットで舌を刺激する>

臭いのもとになる舌苔ですが、取りすぎるとむしろ乾きの原因に。舌苔用の歯ブラシはやりすぎNG。タブレットで雑巾のように汚れをふき取ったり、ガムを転がしたり嚙んで唾液分泌を促すのがベスト。〈右〉固く嚙む回数UP。ブレスコントロールガム ほんのり青リンゴ¥2,000(アルファネット)〈左〉表面ザラザラで舌苔を除去。BREO SUPRE オープン価格(江崎グリコ)

③歯磨きジェルやデンタルスパe tc. 普段のブラッシングでは届かない場所をケア

歯磨きだけでは歯の表面積の約25%しかケアできないというデータも。さまざまな歯磨き粉が出ていますが、ジェルやオイル、パウダーなど形状によってより歯間に入りやすかったり、歯ブラシが行き届きにくい奥まで届くので、何種類か用意して気分や歯、臭いの状態によって選ぶのが楽しく効率的に続けられるポイントです。
    天然アパタイトが歯の汚れを吸着し、歯をコーティング。カキタンニンが口臭予防に。Dr.オーラル ホワイトニングパウダー シトラス¥1,300
    特許水でホワイトニングも◎。ピュアクリスティ はらうひ¥4,000(TNR)
    口に入れるとシュワシュワと炭酸泡が発泡。汚れを浮かします。デンタルスパ30包¥2,400(東洋炭酸研究所)
    8種の精油と2種のオイルをブレンド。歯茎も締まる。サンフード ガムジョイオイル¥3,500(アリエルトレーディング)

 


<顔のたるみ> 口内の筋力低下が原因。簡単にできる“口内トレーニング”で筋力UP

加齢で舌の奥に脂肪がついたり、舌の運動機能や口周りの筋力が低下します。いびきや無呼吸症候群の要因にも。美容の面では特に口周りやフェイスラインのたるみに繫がります。口内のエクササイズはキュッと引き締まるうえ唾液分泌にも有効。「ながら」でできるので隙間時間にトライして! 今回は、内山ひとみさん(ヨガインストラクター/STORYデジタリスト)に試していただきました。

①舌を前に出す

口を自然に開け、ゆっくりと2回ほど舌の先をぐっと突き出す。

②舌を回転させる

舌の先を口の中に押し付け、大きく円を描くように舌を回し、逆回しで戻す。

③舌を持ち上げる

上あごを舌に押し付けるように、2回ほど舌を持ち上げる。

④舌をそり返す

舌の裏側を返すように意識して2回ほどそり返す。

⑤のどちんこを上げる

舌をぐっと下げ、のどちんこを上げる。鏡を見ながら、あくびをするときの要領で動かすと上がるのがわかります。

撮影/当瀬真衣(TRIVAL)〈人物〉、新井修一〈静物〉 モデル/芳川あずさ ヘア・メーク/SATOM(I cheka.) スタイリスト/福田美和
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