人気料理家・きじまりゅうたさんが教えてくれたのは、カリッと醤油を焼き付けた麺が、まるで鉄板で焼いたかのような仕上がりの焼きそば。ホットプレートを使うことで、美味しさも演出もぐっと盛り上がります。
きじまりゅうたさん
祖母に村上昭子さん、母に杵島直美さんを持つ、名料理研究家の三代目。ビールを始めとするお酒が大好きで、つまみにもごはんにもなるレシピを日々考案中！
焼きそばをお店っぽく仕上げるポイントは
「鉄板で焼いたような麺のカリッと感」
お店みたいなごはんとは？
定食屋、ラーメン屋、喫茶店など、旦那さんが日頃よく食べている「あの味」を、きじまりゅうたさんが徹底分析！ 簡単につくれて家族受けがいい味を伝授！
【材料（２人分）】
焼きそば麺…3玉
キャベツ…100g
豚こま切れ肉…100g
卵…2～3個
鰹節…1P
青のり粉…適量
紅生姜…適量
しょうゆ…大さじ1/2
サラダ油…適量
A 中濃ソース…大さじ4
ケチャップ…大さじ1/2
砂糖…大さじ1/2
胡椒…少々
B 塩…少々
胡椒…少々
【つくり方】
【1】ソースと具と麺の下準備
麺をほぐす
麺の袋を少し開け、電子レンジに1分ほどかける。麺をレンジで温めることで、ほぐしやすくなります。
自家製ソースづくり
Aを混ぜてソースをつくる
専用の焼きそばソースなどがなくても、隠し味のケチャップを使うことで自宅の調味料で美味しく仕上がります。
自家製魚粉の準備
鰹節は袋を少し開け、パックの上から揉み潰して粉末状にする。
馴染みやすくする
細かく潰すことで、麺に絡みやすい状態に。鰹の香りもたちます。
具材の準備
キャベツは7~8mm 幅の細切りにする。豚肉も1cm 幅の細切りにする。
【2】ホットプレートで焼く
ホットプレートを220℃くらいに熱し、油を薄くひき、卵を割り入れて好みの硬さの目玉焼きをつくって取り出す。「割り入れるとき、カラで流れ出る白身をせきとめながら焼くと、きれいに仕上がります」
空いたホットプレートに、麺を手でほぐしながら加えて炒める。
ほぐれたら、しょうゆを加える。
色づいたら、ホットプレートの片側半分に麺をまとめる。
空いたところに、豚肉とキャベツを順に入れて炒める。
しんなりするまで炒め、Aを混ぜる。
【3】仕上げる
麺と具を混ぜてAのソースを加えて炒める。
鰹節と青のり粉を散らし、目玉焼きと紅生姜をのせて完成。
ホットプレートの上で完成！
保温効果もあるホットプレートなら、アツアツのまま家族に食べてもらえます。セルフで取り分けてもらえば、大皿も必要ないので、洗い物も減って楽ちん！
調理／きじまりゅうた 撮影／北川鉄雄 スタイリング／鮓本美保子 構成／上原奈緒
Mart1月号 週末の料理で褒められたいお父さんへ きじまりゅうたのパパのごはんは「まるでお店みたい」Vol.22「男の焼きそば」より