消化を助ける!大根とトマトの酸辣湯スープ|週刊おうち薬膳

年末年始に食べ過ぎた重い体を解消したいけれど、まだまだ寒さ厳しい1月。つい出不精になって休日はこもりがちになる事も。身近な食材の薬膳効果を意識して取り入れることで、体の巡りを良くしていきましょう!

1月は食べ疲れ、消化を助ける薬膳レシピをお届けしています。4週目の今回は、芯から体を温めてくれるあったかスープレシピです。大根×トマトはどちらも消化を助けてくれる食材、冷蔵庫の中で半端な量あまりがちなふたつを使って中華スープを作ります。

鍋一つでとても簡単なのでぜひお試しくださいね。塩を少し強くして中華麺を入れれば、酸辣湯麺にも早変わりします!

おなかもさっぱり!

大根とトマトの酸辣湯スープ

◉材料(作りやすい分量)

大根 4センチ分
ミニトマト 6~8個
卵 1個
鶏ガラスープの素 小さじ1
〈A〉酢 小さじ2
〈A〉オイスターソース 小さじ1
〈A〉しょうゆ 小さじ1/2
塩 適量
小ねぎ(小口切り) 適量
ラー油 お好みで

◉つくり方

  1. 大根は皮をむき1センチ角の角切りにする。ミニトマトはヘタをとり縦半分に切る。卵は溶く。
  2. 鍋に水3カップ(分量外)と鶏ガラスープの素を入れて火にかける。大根を入れて沸いたら蓋をし弱火で4分煮る。〈A〉を入れてしっかりと沸かし、卵を少しずつ加える。ミニトマトを入れてさっと煮たら塩で味を調える。器に盛り小ねぎを散らし、お好みでラー油をかけて食べる。

◉このレシピのポイント

・トマトは加熱に弱いので、入れたらさっと煮るだけにしましょう。

◉今週のキー食材

大根、ミニトマト…消化を助ける


◎食べ過ぎてしまったとき ―消化を助け巡りのよい体に!

年末のパーティーや新年の集まりなどでごちそうが多く、1月はなんだか体の重い方も多いのではないでしょうか。今月はそんな「食べ疲れ」を解消するレシピをご紹介します。

◎食べ過ぎるとどうなる?

パワーの源である「食事」は、摂りすぎてしまうと体の中で余分な「熱」または「湿」に変わります。摂ったもののさばききれなかったものが体に停滞するのです。なので、食べ過ぎたあとは吹き出物(熱の表れ)やむくみ(湿の表れ)が多くみられます。
ついつい食べ過ぎてしまった…そんなときは、体を少しクールダウンさせ巡りをよくするような食材を中心にとりましょう。味の濃いものや油ものは熱がこもるので禁物です。


 

◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
教室情報はInstagramにて。Instagram@nanako.yakuzen