「扱く」=あつかく?知っていたらスゴイ!読み間違いやすい訓読みの漢字4選

漢字そのものは難しくなく、簡単に読めそうなのに実は正しく読めない漢字は少なくありません。むしろ簡単そうな漢字ほど、意外と珍しい読み方をすることもありますよね。今回は、そんな難読漢字の中でも、特に“訓読みの漢字”をピックアップしてご紹介します。いくつ読めるか、ぜひチャレンジしてくださいね。

1.「配う」

「配合すること」や「取り分けること」を「配う」と言います。思わず「くばう」「はいう」などと読んでしまいそうです。でも「くばう」「はいう」では誤りです。ちなみに、現在では「配合すること」よりも「いい加減に扱うこと」という意味で使われるほうが多いかもしれませんね。たとえば「軽く配う」といったように使われていますよ。
そんな「配う」の正しい読み方は……

 

あしらう」です。
ちょっと当て字のような使い方なので、一発で正しく読むのは難しいかもしれませんね。

2.「扱く」

「扱う(あつかう)」なら読めるのに、「扱く」って何て読むのだろうと戸惑う人も多いのではないでしょうか。「扱く」には「細長い物を手で握ったり挟んだりして、こすり落とすこと」、また「厳しく訓練すること」という意味があります。たとえば「手で扱く」「後輩を扱く」というふうに使われますよ。「あつかく」ではありません。
そんな「扱く」の正しい読み方は……

 

しごく」です。
ちなみに、「扱く」と書いて「こく」と読む場合もあります。「稲扱き(いねこき)」「扱き使う(こきつかう)」など、意味合いは「しごく」と基本的に同じです。

3.「挿げる」

「挿げる」とは「さしこむ」こと、または「はめこむ」ことを表す言葉です。元々は人形の首や下駄の緒などに使われた言葉で「首を挿げ替える」「下駄の鼻緒を挿げる」といったように使われます。思わず「さげる」と読んでしまいがちですが、「さげる」ではありませんよ。
「挿げる」の正しい読み方は……

 

すげる」です。
ちなみに「箝げる」と書いても、同じ意味で「すげる」と読みますよ。

4.「嫋やか」

「女へん」に「弱い」と書いて「嫋やか」。「嫋やか」とは「美しくしなやかな立ち振る舞い」を意味する言葉で、「嫋やか」の「弱」には「美しくしなやかな弓」という意味が込められています。1つ1つの動作がしなやかで美しい、嫋やかな女性に憧れる人もいるのではないでしょうか。
そんな「嫋やか」の正しい読み方は……

 

たおやか」です。
よく「しとやか(振る舞いや言動に品があり、落ち着いていること)」と読み間違えられることがありますが、「しとやか」の場合は「淑やか」と書きますよ。

 

読めそうで読めない訓読みの漢字、いくつ正しく読めましたか? 普段はひらがなで表記されている言葉ばかりなので、漢字表記は見慣れなかったかもしれませんね。それだけに、4問中1つでも読めたら、かなり賢いと言えるかも! 今回読めなかった漢字については、ぜひ、この機会に正しい読み方を覚えておくと良いでしょう。

参考文献
根本 浩『エッ、この漢字、みんなそう読むのに、どこが間違い?』主婦の友社

文/大内千明 画像/Shutterstock(Air Images、fizkes、NattapolStudiO、MediaGroup_BestForYou)