【大人旅】都内の真ん中で「星のや東京」で古地図ランを楽しむ

「地下鉄大手町駅に直結しており、こんな東京のビル街になんてスタイリッシュな日本旅館!という印象の「星のや東京」。一度は泊まってみたい!という「星のや東京」の「東京・古地図ラン」プログラムで江戸時代の古地図をもとにしたコースをランニングする1泊2日ステイをご紹介します。 現在、お出かけなどが制限される生活が続き、私自身、大好きな旅ができないのがとても残念なのですが、この状況が収束したらぜひ、みなさんにもオススメの内容です。   まずは「星のや東京」に到着すると、和の空間にてお出迎え。そびえ立つ荘厳な建物は「塔の日本旅館」というその名の通りなんと最上階に温泉を備える都市型旅館です。 玄関はさりげなく季節を感じさせる雰囲気。こちらで靴を脱ぎます。すでに解放感! ロビーでは様々なイベントが開催されています。この日は、好きなお茶と和菓子を選び頂くことができました。 さ、時間になったので15:00チェックイン。広くてモダンなフロントが印象的です。 客室へ案内されると、とても広い空間に思わず「贅沢~」と叫んでしまいました。 今回は「星のや東京」の中でも一番広いタイプの「菊」(定員3名)に宿泊。 洗面台を中心に左には浴室、右にはお手洗いとう配置。シックで落ち着きのある空間です。 フロアごとに宿泊者がのんびり過ごせるお茶の間ラウンジ。自由にお茶やお菓子が頂けます。個人的にはとにかくお気に入りスペース。湯上りにここでのんびり過ごしたりできるのですが、ここでは仕事のことなどは一度忘れて過ごす、と決めて携帯電話なども持ち込まないようにしました。 和菓子の名店「翠江堂」のいちご大福があり感激!たっぷり餡子にイチゴというコンビ。最高に美味しかったです。 16:00、明日のメインイベント、「古地図ラン」についてプロのトレーナーさんと顔合わせをして、コースや走り方についてアドバイスをもらいウォーミングアップまでを行います。前日からパーソナルにフォローしてもらえるのは心強い!ウエアからシューズなど一式レンタルできるのも荷物少なめで行けるので◎。 19:00、明日のランを考えた食事が用意されました。疲労回復や胃の負担を考えて消化の良いものなどが考えられている内容。ツヤがありモチモチした食感の新潟のお米「新之助」は美味しくて思わずおかわり!そしてトマトの豚しゃぶしゃぶはさっぱりして美味しかったです。 古地図ラン当日 6:00、お粥の軽食を頂いたあと、ランの準備に取り掛かります。 7:30 ランニングスタートです。 早朝の都内の住んだ空気の中をランニングする、というのはランナーならだれでも楽しみのひとつだと思うのですが、「星のや東京」が提案するランニングコースは実は「古地図」に描かれた歴史ある史跡などを巡るコース。 昨日、トレーナーさんからランの経験値から想定して約5キロのオリジナルコースが提案されました。実は私は初めて知ったのですが、当時の地図を見ると、とても楽しいんですよね。平将門の首塚から湯島聖堂、神田明神、柳森神社などをゆっくりと巡りましょう!というもの。 まずは平将門の首塚へ。え?ここに?という都会の喧騒のなかにひっそりとありました。仕事の前に参拝すると成功するというお話も聞き、私たちもランの成功を願って手を合わせました。 あ!湯島聖堂が見えてきました!かなり息が切れてきましたが、ゆっくりペースなのでトレーナーさんと江戸時代はここは〇〇だったんですよ、など会話も弾みます。 そして神田明神。澄んだ空気を吸ってリフレッシュ、足を止めて参拝しました。 お狸様のおやしろと言われる柳森神社に到着。 するとそこに、星のや東京のスタッフさんがひょっこり顔を出し、お茶とお菓子を用意してくれました。ここまで応援に来てくれたことに感動。特別なお茶タイムになりました。 羊羹とあったかいお茶が染みました。写真に写し忘れて食べてしまったのですが、梅干しもあったんです。疲労回復!元気出ました。ここまで来たら、あと少し。 9:00 ついにゴール!「星のや東京」に戻ってきました! すがすがしい気持ちと、5キロをマイペースながら走り切った達成感でやりきった!という充実感に満たされました。これもすべてトレーナーさんがペースを計算してくれ、スタッフさんが差し入れしてくれたおかげ。わたしの経験上、ランは辛いという印象でしたがそういう人にも、ゆっくりペースで短いコースの提案などをしてくれるのでご安心を。 「古地図散歩」というアクティビティもあるそうなので、ぜひご自身にあったもので江戸へのタイムスリップを楽しめると思います。   ストレッチなどでしっかりクールダウンしたら、トレーナーさんとはお別れです。素晴らしいご指導のもとに、ケガもせず戻ってこれました。ありがとうございました。     そして、「走ったんだからカロリーも相当消費してるはず♪」ということでお楽しみの朝食スタート。 焼き魚、サラダ、小鉢、みそ汁など。個人的に大好きなちょこちょこ小鉢シリーズでご飯がすすみます。   旅館の朝食というのは、いつもの3倍ぐらい食べてしまうんですが、こちらの朝食定食は美味しいだけでなく、目でも楽しめるものばかり。しっかりお腹いっぱいになったら、次は「星のや東京」自慢の最上階にある温泉へ。 静かで落ち着いたお風呂は、大手町の地下1500mから湧き出た天然温泉。「大手町温泉」と呼ばれるそうです。泉質は含よう素―ナトリウム―塩化物強塩温泉。泉温は36.5℃で、42℃前後まで加温しているそう。長く入っていられる温度でちょうど良いホカホカ具合、筋肉痛や関節痛、神経痛、五十肩、冷え性などに適応するそうで、ランで疲れた体にはピッタリ。「ホ~」と独り言。 そして、ふと見上げると、露天風呂の天井から見える東京の空が。 こういった気の利いた世界観も流石だなという思いでリラックスタイム。 カラダが温まった後、90分のスパトリートメントへ。 17階にあるスパトリートメントルーム。体調によって色々相談に乗ってくれます。 私は、腰、足の疲れと、日頃の肩こりについてお話しました。優しい笑顔のスパスタッフさんに身をゆだねると、スタートして5分で記憶はなくなり、「終わりました」とささやかれて起きると90分経過。しっかり味わいたかった90分でしたが、スパスタッフさんの高い技術に癒され、ぐっすり眠れたことは本当に良かった。疲れが癒され、心も体もすっかり軽くなりました。   14:00レイトチェックアウト。   素晴らしいプログラムの内容で、ランが好きというかたにはもってこいです。 また歴史好きなら「古地図」が魅力。   私のランニング経験はここ5年ぐらい、ペースは9分/1㎞。未だ初心者の枠に居続けていますが、今回のランニングは苦しさより楽しさのほうがはるかに上にいく内容でした。   リラックスできる客室、疲労回復などを考えた食事のメニュー、リカバーのための温泉とスパなどすべてが揃う「星のや東京」。都内で仕事をしている身としては、午前中まで仕事してからチェックイン、チェックアウトしたら、また仕事に戻れるというスケジュールが成り立つ。一歩踏み入ると、「星のや東京」は無音の世界で、他の宿泊客の方とはほとんど会わないし、ほんの少しでもリフレッシュ&デトックスしたいという人には移動時間なく、それを手に入れられるという嬉しさがあります。 もちろん、遠くからいらっしゃる方には、東京の魅力を再認識してもらえる内容。しかも〝江戸時代〟の地図を片手に。   こちらの「古地図ラン」のプランは5月末までの予定。また「星のや東京」では、今後も様々なプランが用意されているそうで、7月からは「東京・夏夜の宴」という江戸の文化を味わえて、限定の遊びや食事などを満喫できるプランがスタート。宿泊者以外の方も利用できる「星のや東京酒場」もオープン予定だそうです。 ※変更の可能性もありますのでお問合せください。   また、行きたい!と思わせられる魅力に満ちた「星のや東京」の基本情報はこちら。 ■星のや東京 基本情報 名称:星のや東京 住所:東京都千代田区大手町一丁目9番1 料金:1泊1室 84,000円〜(税・サービス料別、食事別) TEL :0570-073-066 (星のや総合予約) 星のや公式サイト:https://hoshinoya.com/
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