美容家・川邉ちがやさん、幸せを感じられる心地よい靴とは?
「この3足」がいまの私
たくさん靴は持っていても、ワードローブのレギュラーになれる靴はせいぜい3足。
そんな実感を基に、川邉ちがやさんに「この春の3足」を教えてもらいました。
4月号本誌より、一部抜粋してご紹介します。
■川邉ちがやさん
Profile
美容家。主宰するKAWABE LABにて、大人のためのスタイル提案を行う。著書の『HAPPY AGEING これからの私に合うおしゃれ』では、お気に入りの靴たちを披露。
どんな場所にもここちよい状態の靴で向かえる人でありたい
8年前に大型犬を飼い始めてから、ヒールを履かなくなりました。毎日ほぼフラットシューズだけど、行動範囲を広げられるか否かは、結局自分次第なのかも、と実感しています。
たとえばピンヒールを履かなくても、それに勝るエレガントなフラットシューズがあれば、心強いですよね。このルブタンのレースシューズは、女友達とフレンチに行く際も手に取ります。偶然出合ったザバッティ―リのエスパドリーユは、リゾートに必ず持っていく一足。ビーサンだと入るのをためらうお店にも気軽に寄れるし、真っ白なコットンドレスにもぴったり。ジル サンダーのスニーカーは、愛犬の散歩中も手抜きはしたくないと思って、履くたびにソールを洗い、白さを保っています。おかげで犬友達と遭遇し、いつカフェに誘われても大丈夫。
私にとってのいい靴=キレイな靴。高価なものより、お手入れの行き届いたフラットシューズを履いていることが心地いい。そうすることで、足元から小さな幸せを感じられる気がします。
<上>ジル サンダーのスニーカー
カジュアルなアイテムだからこそ、白さを保つようお手入れを徹底している。
<右下>クリスチャン ルブタンのポインテッドレース
レディなぺたんこ靴は、ハイヒール気分で。
<左下>ザ バッティリーニの柄エスパドリーユ
コンランショップで出合ったエスパドリーユは、セールで2、3千円という掘出し物。折りたためるから旅先にも重宝。
撮影/福本和洋 取材・文/横山理恵 構成/永吉徳子