オンライン陶器市NEWS【5】美濃焼の里から人気窯元・KANEAKI SAKAI POTTERYが蔵出しを開催【Writer’s Pick】

Mart2月号でもご紹介した、KANEAKI SAKAI POTTERYは、日本で一番の陶磁器生産量を誇る町にある100年以上の歴史がある製陶所。この度、5/9(土)10時〜5/10(日)の2日間、初めてオンラインにて蔵出しが開催されます!
今年は毎年出展している陶器まつりが中止になったり、また例年土岐の工房で行ってきた蔵出しも開催できるかわからない状況で、なにか今できることをしてみようと思い、オンラインでの蔵出しを企画したそう。
「いつもイベントに来て下さる方はもちろん、距離的に足を運ぶのが難しい方にも見ていただける機会になれば嬉しいです。」とのこと。蔵出しに訪れることがオンラインで叶う機会になりますね。

KANEAKI SAKAI POTTERYとは

岐阜県土岐市で百年以上にわたり陶磁器製造を担ってきた金秋酒井製陶所。自分たちが本当に欲しいと思える器を届けたいという思いのもと、製陶所の長年引き継がれた技術を生かし、女性職人の手により生まれたブランド。
「暮らしの中にとけこみ、それでいていつもの食事を少し特別なモノにしてくれる。使っていて心地が良く、ずっと長く使っていきたくなる。そんな器づくりを目指しています。」と、どんな料理も受け入れられるシンプルなデザインや、日常での使いやすさへのこだわり、業務用食器を生業としてきた製陶所ならではの高温焼成による丈夫で壊れにくい技術で、モノづくりをしているそう。見た目に美しいだけでなく使ってみることでさらに良さを実感できる器が揃います。

今回のラインナップは?

Mart2月号でも「2020年注目すべきアイテム」のひとつとしてご紹介したmirandaシリーズも販売されます。マットな質感とくすみカラーが、料理を引き立ててくれるデザインと人気。器を使う女性の生活シーンを思い生まれたこちらは、洗いやすさを考えプレートの裏側がシンプルなつくりになっています。サイズ展開にもこだわり、料理をのせた時に余白が映えるように計算されているのだとか。

また、人気のflatシリーズもラインナップ。ロクロ挽きから生まれた滑らかでシンプルなシルエットと色づかいは、いつもの食卓に溶け込んでくれます。特徴的な台形のマグは底が広いことで倒れにくく、手に馴染むハンドルと口当たりの良い飲み口が絶妙で、お気に入りの一つになること間違いなし。

カクカクとした、青い縁取りとマットな手触りが特徴のKUUSIシリーズも販売されます。和にも洋にもしっくりくると人気です。

新作も登場します!

今回の蔵出しで、新作illaシリーズの販売もするそう。ツヤのある仕上がりの、アンティークなデザインが料理を一層美味しく引き立ててくれそう。新作はコレクターの方たちには特に必見のアイテムです。

アウトレット(B級)品にも注目!

蔵出しでは、釉薬のムラやピンホール・鉄粉などがあるアウトレットの器を通常価格の約30%オフにて販売を予定しているそう。定番ラインナップのflat/miranda/kuusiシリーズを使ってみたいと思っていた方は売り切れる前に要チェックです。

【お問い合わせ】KANEAKI SAKAI POTTERY  http://kaneaki.com/
オンライン蔵出し 5/9(土)10時〜5/10(日)の2日間
https://kaneakisakai.stores.jp/

取材・文/加藤文惠