つらい生理痛を今すぐ緩和する「冷え性改善ツボ」3選|産婦人科医が伝授!

毎月やってくるたびに、気持ちがブルーになりがちな生理。特に「生理痛」は、女性にとって大きな敵ですよね。「毎回寝込んでしまう」「痛くて何も手につかない」「仕事を休みたくなるほど辛い」とかなり深刻に悩んでいる人も多いはず。今回は産婦人科医のスペシャリスト八田真理子先生に「生理痛に効くツボ押しマッサージ」を教えていただきました!

そもそも、どうして生理痛が起こるの?

画像:CLASSY.2020年4月号

生理痛は、子宮内膜から「プロスタグランディン」という痛み物質が分泌されることで起こります。これは血管を収縮させる働きがあるため、全身の血流も悪くなり、腰痛や肩こり、頭痛などを引き起こします。
また、生理中に体が冷えたりストレスによる緊張などがあると、吐き気やむくみ、めまいなどを感じることも…。だからこそ、生理痛を緩和するためには、体を温めて血流を良くしてあげることが大切なのです。

冷え性に効く!生理痛を緩和するツボ3選

    【1.三陰交】
    温めたり優しく押したりすると、
    体全体の血行が良好に!

    足首の内くるぶしの上から指4本分ほど上のあたり。足の骨の少し後ろ側にあるツボ。

    【2.丹田】
    ゆっくり呼吸しながら優しく押して、
    腰痛や冷えを改善!

    おへそから指4本分ほど下、恥骨の上のあたりにあり、東洋医学では重要なツボ。「関元」とも呼ばれる。

    【3. 仙骨】
    使い捨てカイロなどで温めると
    便秘や腹痛も緩和!

    骨盤を構成する重要な骨の一部。背骨の一番下、お尻の割れ目のすぐ上のあたりにあり、逆三角形の形をしている。

体を温めて血行を良くするには、他にもウォーキングやストレッチをしたり、湯船に浸かったりするのもおすすめ。体をリラックスさせて、生理を快適に乗り切りましょう。また、あまりにも辛い生理痛が続くようなら、すみやかに婦人科を受診することも大切です。

教えてくれたのは...産婦人科医 八田真理子先生

聖順会 ジュノ・ヴェスタ クリニック八田理事長・院長。女性の幸せを願い、幅広い世代の女性の体の悩みに優しく寄り添いサポートしてくれる産婦人科のスペシャリスト。

監修/八田真理子 解説イラスト/高篠裕子 取材/北山えいみ 再構成/CLASSY.ONLINE編集室

※この記事は『ハピちつ HAPPYちつLIFE』(光文社刊)を再構成したものです。
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