彼の胃袋を掴む「鶏肉のから揚げ」の作り方【和食の基本】|おうち時間で花嫁修業
おうち時間で料理に励む人が増えていますね。今まであまり自炊ができなかった人も、この機会に改めて基本をマスターするチャンス!今回は、「肉を揚げる」という和食の基本が詰まった「鶏肉のから揚げ」に挑戦してみましょう。揚げ物は難易度が高いと思われがちですが、一度覚えてしまえば案外簡単!
今回作る「基本の献立」はこちら!
主菜
鶏肉のから揚げ
副菜
海老と高野豆腐の含め煮
きんぴらごぼう
肉を揚げるときに気を付けたいのは、中までしっかりと火を入れること。全体にムラなく火が通るように、肉の厚さを均等にすることがポイントの一つです。
下味をつけて揚げる鶏肉のから揚げは、油がはねないように、汁気をきちんとふき取っておきましょう。
高野豆腐を使った煮物ときんぴらごぼうは、昔ながらの和食の味わいを楽しめます。
1. 主菜「鶏肉のから揚げ」
カリッと揚げるために、片栗粉をまぶすタイミングを大切にしましょう。下味もしっかりと。
材料 2人前
鶏もも肉 ─ 200g
A
・生姜(すりおろし) ─ 大さじ1
・醤油 ─ 大さじ⅔
・酒 ─ 大さじ⅔ 砂糖 ─ 小さじ1/2
・塩 ─ 小さじ⅓ こしょう ─ 少々
・片栗粉 ─ 適量
・揚げ油 ─ 適量
〔付け合わせ〕
・レタス ─ 適量
・かいわれ大根 ─ 適量
・みょうが ─ 適量
・かぼす ─ 適量
2. 副菜①「海老と高野豆腐の含め煮」
だしを含んだ優しい味に、 海老とスナップえんどうの彩りを添えて。
材料 2人分
高野豆腐 ─ 2枚
海老 ─ 4尾
スナップえんどう ─ 4本
A
・だし汁 ─600㏄
・砂糖 ─ 大さじ2
・みりん ─ 大さじ1と1/2
・薄口醤油 ─ 大さじ1
・酒 ─ 小さじ1
・塩 ─ 小さじ1/4
作り方
1.高野豆腐はぬるま湯に20分ほど浸して、中心に硬い芯がなくなるまで軟らかく戻し、水が濁らなくなるまで流水で押し洗いする。両手で挟んで水を絞り、2つに切る。
2. 海老は尾を残して殻をむき、背わたを取る。スナップえんどうは筋を取り、熱湯に塩少々(分量外)を加えて2~3分茹でる。
3. 鍋にAを入れて1を加え、落とし蓋をして中火で15分ほど煮る。
4.2の海老を加え、再び落とし蓋をして3分ほど煮る。器に盛り、スナップえんどうを添える。
POINT
高野豆腐が煮汁をよく含むように、しっかりと水を絞っておきましょう。
3. 副菜②「きんぴらごぼう」
ごぼうの風味と食感がよいきんぴらごぼうは、鶏肉を加えることで旨みがぐっとアップし、 食べ応えのある一品に。
材料 2人分
ごぼう ─ 160g
人参 ─ 50g
鶏もも肉 ─ 100g
赤唐辛子 ─ 1本
ごま油 ─ 適量
A
・醤油 ─ 大さじ2
・砂糖 ─ 大さじ1と1/2
・みりん ─ 大さじ1
・ごま ─ 小さじ1
作り方
1. ごぼうは包丁の背で皮をこそぎ、5㎝長さの千切りにして水にさらす。人参と鶏もも肉は5㎝長さの千切りにする。赤唐辛子は小口切りにする。
2. フライパンにごま油を熱して、ごぼうと人参を入れて強めの中火で炒め、全体に油がまわったら鶏もも肉を加える。
3. 鶏もも肉の色が変わり、全体がしんなりしてきたら赤唐辛子とAを加え、中火にして汁気がなくなるまで炒め煮にする。器に盛り、ごまをふる。
教えてくれたのは...田中伶子先生
田中伶子クッキングスクール代表。全国料理学校協会理事、東日本料理学校協会副会長、NPO日本食育インストラクター協会理事。福岡女子大学卒業後、1964年に料理教室を開設。家庭料理の基礎から食のプロ養成まで指導にあたるほか、TV番組の出演や雑誌の執筆、食品・流通・広告会社等での商品企画、講演会など幅広く活躍中。
取材/首藤奈穂 撮影/馬場わかな スタイリング/佐々木カナコ、来住昌美 調理アシスト/中村奈津子、戸嶋幸江、杉本涼子、戸崎小百合、廣瀬弘子 再構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は『結婚できる和食教室』(光文社刊)を再構成したものです。
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