非日常だからこそ、の本選び

少しずつ東京でも、あたりまえの日常を取り戻せる日が近づいていることを
期待してしまう今日この頃。
長いSTAY HOME期間で、いつもより読書する時間が増えた人も多いのではと
出版社社員としては、願望を込めて予想しています。

書店では、アルベール・カミュの『ペスト』が売れているそうですね。

原因不明の疫病が伝染する不条理を描いたこの作品を
こんな想像もしなかった事態になってみて、
あたりまえの日常の中でなら、自分にとってはただのフィクションでしかなかった物語を
いま身近に起こっていることに重ねて読書できる貴重な機会ですから
読みたくなるのもうなずけます。(いま一度気持ちを引き締めながら……)

緊急事態宣言が出る直前の撮影現場では、小松左京原作の映画『復活の日』が話題に。

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このコロナ禍を彷彿とさせるからいま見るべきだ、という話を聞いて
観たい!! と思いながらも、やはり映像は記憶に
強く残り過ぎてしまいそうで怖いなあ……と
いまだ観る踏ん切りがつかないでいます。

amazonプライムで観られるので、本当に普通の日常が戻ってきた暁に、フィクションだと
安心して観たい、そんな気持ちになりつつあります。

そして、最近新たに話題になっていると耳にしたのが
中国・武漢の研究所から殺人ウイルスが持ち出されて……という内容の本が1990年代に
刊行されていたという話。

予言みたいで、気になる。

アメリカのベストセラー作家、ディーン・クーンツの『闇の眼』だそうです。

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そしてなんとこの本、弊社(光文社)の本でした。
在庫なしで絶版状態だったそうですが、このたび各方面からのリクエストに応えて復刊したとのこと。

クーンツということはおそらくホラー小説で、ホラー小説自体もうスティーブンキング以来、30年くらいは読んだ記憶がありませんが、大人になった今なら、また新しい発見と出合いになるかもしれない! と読むつもりでいます。ホラーならフィクションと割り切って怖がらずに読めそうなので笑。

19日現在、amazonなどではまだ買えないようですが、重版済のようなので店頭にお目見えする日も近いかもしれません。

『闇の目』ではなく、HERSはこちらからもお買い求めいただけます。

編集NN