「新しい生活様式」では毎日の「体調管理」が必須となりつつある


何よりも家族の健康が第一! ということを改めて実感しつつ、これまで以上に身体に気を使う日々が続きそうです。そこで今回は、毎日の「体調管理」について。感染防止の対策をしながら、きちんと体調を整えて新型コロナウイルスに負けない体を目指しましょう。

【検温】実は間違っていたかも?改めて確認したい 正しい検温方法


2020年6月3日~8日に全国のMart会員に実施したアンケートより

体調管理のため、毎日体温を測るようになった方も多いのではないでしょうか。ワキで測る際に、体温計のはさみ方やタイミングが間違っている可能性もあるんです。正しい検温方法を、テルモ株式会社に教えていただきました。

まず、検温中は動かずに、じっとしているのが基本です。飲食や入浴、運動などの後、および外からの入室後30分間は検温に適しませんので避けてください。また、必ずワキの汗をしっかり拭きましょう。(特に子どもは汗っかきなので注意が必要です)

(1) ワキのくぼみの中央に斜め下から体温計の先端をあてます。
(2) 体温計が体軸に対して30度くらいになるように角度を調節して、ワキをしっかり閉じます。
(3) 水銀体温計や「実測式」体温計は10分以上、「予測式」なら電子音がなるまでじっとしています。

なんと、はさみ方が正しくないと体温が違って出ることもあるそう!まずは正しく測って、体調の変化を知ることに役立てましょう。


日課になったいま、マスク・体温計はどこに置いている?

毎日のように使うことになったマスクと体温計ですが、みなさんどこに置いているのか、収納上手なMart読者の主婦の方々に教えていただきました!

『イケア』の2段ボックスで朝がスムーズ(筧麻衣子さん)

「『イケア』のバンブーボックスの下段にマスク、上段に体温計と印鑑をセットしてすっきり収納」

「学校や幼稚園に通う子どもたちの体温チェックをしてから、体調チェック用紙に印鑑を押す、という一連の流れがスムーズです」


玄関ドアで「ハワイ」の空き箱をリユース(兼平里江さん)

「外出時、忘れないように玄関のドアに付けてマスクを収納しています」

「収納ボックスを買う予定でしたが、ハワイのマカダミアナッツの空き箱に入れたら意外と使いやすかったのでそのまま使用しています」

「体温計はすぐに取り出せるよう、100円ショップの小物入れにペンと一緒に入れてテーブルの上に置いています」


インテリアをじゃましない おしゃれな「マスクケース」が人気

家族全員が毎日マスクを使うのが日常となったいま、大容量をスマートにストックしておける「マスク専用ケース」が注目されています。

deaco

お問い合わせ先 ideaco http://www.ideaco-web.com

「マスクディスペンサ ー」W23×D11.5×H16.5cm ¥3,500(ideaco) ボックス買いが多くなったいま、嬉しいのが60枚のマスクが収まるサイズ。大きいのにすっきりしたデザインで圧迫感もありません。一枚ずつスムーズに引き出せるのも魅力です。

カラーは、すべてマットでホワイト、ブラック、グレー、ライトブルー、サンドホワイトの5色展開。(ideaco)


山崎実業

お問い合わせ先 山崎実業 https://www.yamajitsu.co.jp/

「tower マグネットマスクホルダー」ホワイト、ブラック 約W19×D6.5×H13.5cm 各¥2,000(山崎実業) マグネットで取り付けられるので、玄関ドアにつけて忘れるのを防止! 上にペンや印鑑などを置けるので、ちょっとした収納に使えます。上からも取り出せて、約30枚収納が可能。

「tower ツーウェイ マスク収納 ケース」 ホワイト、ブラック 約W12×D7.5×H22cm 各¥1,700(山崎実業) 珍しい縦型ボックスで、マグネットで取り付けられます。下からすっと取れて、すっきり収納が叶う。ふたを開ければ上からも取り出せます。約30枚収納が可能。

「マスクケース スマート」 ホワイト、ブラック 約W19×D12×10.5cm 各¥1,800(山崎実業) 置き型ボックスは、50枚収納可能。大きな取り出し口からすっと取り出せるのでストレスフリー。マスクが少なくなっても楽に取り出せます。


【運動】簡単だけど効果抜群! 自宅でできる体力づくり

ルネサンス三軒茶屋でフリーとして活動し、YouTube「sexyfitness」は登録者約10万人のパーソナルトレーナー・ユウジさんに、家事やテレワークの合間にできる簡単筋トレを教えていただきました。「省スペースで、ウォーキングやランニングより短時間が効果があるのが『ランジ』です。下半身の大きな筋肉を使うので、消費カロリーが大きいのが特徴です。ぜひ、今日から始めてみてください。数週間後、効果を実感しているはずです!」

 

1 まずはまっすぐ立ちます。

2 片足を引いて、腰を落とします。このときのポイントは、引いた脚の膝を床ぎりぎりまで落とすことです。頭の中で「イチ、ニ」と数えるくらい、この姿勢をキープしたら……

3 立ち上がります。数えるのが早くなりがちなので注意してください。2の姿勢はまっすぐ、お腹にも力を入れるのが重要です。

4 先ほどとは反対の足を引いて腰を落とし……

5 同様に立ち上がります。片足を1回と数えて交互に20回やったら、1分ほど休憩。体力に自信のない方は、3セットに挑戦してみましょう!

【ポイント1】きちんと行うためのポイントを解説します! 腰を落とすときは、姿勢よく上半身が前に倒れることがないように気を付けましょう。

【ポイント2】引いた脚は、かかとを天井に向けます。

【ポイント2'】引いた脚は、かかとを天井に向けます。

【ポイント3】前の脚は、かかとをしっかり押します。 

【ポイント3’】前の脚は、かかとをしっかり押します。

【ポイント4】前の脚は、膝とつま先がまっすぐ正面を向くようにしてください。慣れるまでは、鏡の前でやるのがベストです!

【ポイント4'】つま先が外を向いていて✖。

【ポイント4''】膝が内側に入っていて✖。

さらに余裕のある方におすすめの腹筋

物足りない場合は、ランジの1分休憩の合間に、腹筋にじわじわと効くトレーニングをご紹介。
肘と足を床に垂直にして体を支え、軽く前を向くようにします。お腹やおしりを出さずにまっすぐの姿勢を30秒ほどキープします。ランジと、この「プランク」を交互にノンストップで行います。

肘と足を床に垂直にして体を支え、軽く前を向くようにします。

【チェックポイント】辛いから、とおしりを突き出したり、

【チェックポイント】かかとを後ろに引いてしまうと効果がないので注意しましょう。


【血中酸素飽和度測定】売り切れ続出!?パルスオキシメーターを解説します

最近話題になっている「パルスオキシメーター」は、指先にはめて酸素飽和度(血液内の酸素の濃度)を測定する器具です。実際にどういうもので、どう活用すべきなのか、ウェルビーイングクリニック駒沢公園院長で循環器専門医の布施淳先生にお話をお伺いしました。

「『パルスオキシメーター』では、新型コロナ肺炎にかかっているかがわかるわけではありません。しかし重症化の兆候の1つである酸素飽和度の低下を捉え、重症化の早期発見に有効です。正常な人の場合、酸素飽和度は95-99%ほどを推移していますが、肺炎や心不全などにより酸素の取り込みが悪くなると酸素飽和度が低下し、一般的には93%以下になると明らかに異常と考えます『熱っぽいな』と思ったときに体温を測るように、『息苦しいな』と思ったときに酸素飽和度を測ると考えてください。もし、93%以下のときは、かかりつけ医に相談しましょう」

持病がある人はもちろんですが、いま持病がない人も普段の酸素飽和度を知っておけば、いざというときに比較できますし焦らず対処ができそうです。

取材・文/澁谷真里