プラットホームに立ち、向こうから風と共にやってくる電車に乗り、時折スマホをのぞいたり……。考えごとをしていたら、降りる駅を過ぎてしまったり……。実はこの11月号は、通勤、通学で使う普通の電車で日常シーンを撮影しようと最初は考えました。いろいろ調べ、チームで相談しているうちに、レトロな世界観で撮ろうという話に。じゃあどこにしよう?となった先に、ロケ地である鉄道博物館にたどり着いたのでした。
毎号、人生にまつわるひとつのテーマについて深く語っていただく佐藤アツヒロさんの連載「こじらせ男子でなにが悪い」、開始1周年を記念したプレイバック号、今週も始めましょう。
2019年11月号
レトロな雰囲気を生かして
ロケハン(下見)に行ったとき、改札を抜けた瞬間から広がる、鉄道の世界に驚きました。貴重な車両もたくさん並び、まるで映画のような、昔にタイムスリップしたような感覚に。カメラマンさんとも相談し、この空気感を最大限にいかす撮り方、アングルなどをテスト撮影した記憶があります。8月のとある平日でしたが、たくさんの親子連れでにぎわう館内で、広報の方にお話を伺いながら、いろいろな場所で可能性を探りました。
上からも撮影してみる?などの相談も。ただこのアングルは、人物がとても小さくなってしまうので、こちらの景色をのぞむ場所の壁にもたれかかってもらい、眼下の景色を少し入れる感じで撮ってみようかとなりました(残念ながら、誌面には採用されていません)。
こじだん裏話⑮
「彼」の見た世界
この世界観をどう伝えていくか。読んでくださる皆さんが、より「読んでみたい」と思ってくださるには、どう想像していただいたらいいか。そんな話の流れから、チームで相談し、あえて「彼」という表現を使っています。
こじだん裏話⑯
記事でロケ地めぐり
是非ロケ地をめぐっていただきたい気持ちと、遠くてなかなか行けない方にも楽しんでいただけたらと、この裏話でも行った気分になれるよう、少し写真多めで構成しています。
こじだん裏話⑰
ATSUHIRO’S EYE
スタッフのスマホで撮っていただく、アツヒロさん目線のロケ地。おお、そこに寄るのですね?という、想像もつかないアングルのお写真をたくさん撮っていただきました。
お着換え部屋までのエレベーター。館内はとても広いのですが、社員の方々が普段使ってらっしゃるこちらを使わせていただけたので、移動がとてもスムースでした。
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(こちらは、鉄道博物館号の2019年11月号)
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毎週土曜11時に更新します
裏話に入らなかった未公開写真を含め、当時を振り返りながら記事をまとめていきます。どうぞお楽しみに!
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