「子育てしながら家でできる仕事を見つけた」松田星子さん【趣味キャリ生き方図鑑vol.3】
人生100年時代。一つの仕事・肩書きだけで働くというモデルそのものが変わりつつあります。結婚や出産等がきっかけで、それまでと全く違った仕事や働き方をスタートさせるケースも珍しくありません。STORY読者の間では〝好き〟を仕事にして、耳慣れない肩書きで活動をしている人が増えてきています。そんな、人生のセカンドキャリアをスタートさせた方を取材。第三回目は、子育てしながら家でできる仕事に出合えた松田星子さんのお話です。
松田さんのお仕事は…
ベビーシャワープランナー
ダイパーケーキと呼ばれる、おむつで作ったケーキをプロとして販売できるマイスターと呼ばれる資格取得のための養成講座開催や、ダイパーケーキの制作販売、妊婦さんのお祝いをサポートするベビーシャワーのプランニング、所属する協会「ベビーシャワージャパン」のスタッフとしてイベントに参加するなど多岐に渡り活躍中。
プロフィール
自動車メーカーのショールームギャラリーでPRスタッフとして勤務したのち、30歳で結婚。現在は、小学5年生と1年生の男の子を育てながら、自身のブランド「STELLA Diapercake(ステラダイパーケーキ)」を立ち上げ今に至る。
自動車メーカーのショールームギャラリーでPRスタッフとして勤務したのち、30歳で結婚。現在は、小学5年生と1年生の男の子を育てながら、自身のブランド「STELLA Diapercake(ステラダイパーケーキ)」を立ち上げ今に至る。
好きを仕事にしようと思ったきっかけis…
次男が生後半年の時に「自宅でできる仕事はないか?」と考え始めたことがきっかけです。当時、姉から出産祝いにもらい知った『おむつケーキ』を趣味で作っては友人の出産祝いに送っていたんです。すると有難いことに作ったものが好評で、出産祝いとしてオーダーが入るようになりました。
「これが仕事にできたら…」と考え始めた頃、現在所属している『ベビーシャワージャパン』の講座を見つけました。そして、代表が以前から憧れていた方であることを知り入会を考えるように。
子育てが多忙でとても悩みましたが、夫に背中を押されて講座受講を決めマイスターのディプロマを取得。現在はベビーシャワープランナーの資格も取得して、自宅で教室を開きプロの養成に携わる毎日です。
好きを仕事にするまでのスケジュール
2015年4月
「ダイパーケーキマイスター」ディプロマ取得
2015年6月
『STELLA Diapercake(ステラダイパーケーキ)』を立ち上げる
2016年9月
雑誌VERY Fes.にてミセスCEOに
2017年1月
ダイパーケーキマイスターコンテスト「デザイン賞」受賞
2017年5月
ベビーシャワープランナー2級取得
2017年10月
ベビーシャワープランナー1級取得
2018年1月
ダイパーケーキマイスター養成教室スタート
「ダイパーケーキマイスター」ディプロマ取得
2015年6月
『STELLA Diapercake(ステラダイパーケーキ)』を立ち上げる
2016年9月
雑誌VERY Fes.にてミセスCEOに
2017年1月
ダイパーケーキマイスターコンテスト「デザイン賞」受賞
2017年5月
ベビーシャワープランナー2級取得
2017年10月
ベビーシャワープランナー1級取得
2018年1月
ダイパーケーキマイスター養成教室スタート
子育てしながら在宅ワークがしたい!と今の仕事を始めましたが、実際は毎日綱渡り。塾や習い事など、子供のサポート時間も増えてきて、作業できるのが夜中から朝方…という日々も。しかし40歳を過ぎて体調管理も仕事の一環!と今のスケジュールに落ち着きました。
商品のオーダー数やレッスンの申し込み状況にも左右されますが、イベントや仕事が立て込むと打ち合わせや作業時間も増え土日に行うことも。夫が土日勤務の仕事なので、子供との時間と仕事のバランスをうまく取れるように日々奮闘中です!
松田さんに3つの質問!
日々自己研鑽するのは大変ではないですか?
“自分らしく遊び心あるデザイン”にこだわりを持ち続けていたいと思っているから苦になりません!
「出産を控えた妊婦さんや育児を頑張るママたちにダイパーケーキを通じて感動や癒しをお届けしたい」と常に初心に立ち返り、お客様に喜んでもらえるデザインを考えることがやりがいに繋がっています。間もなく新作も発売する予定です。
自宅作業は落ち着かなくないですか?
作業前に香りで仕事スイッチを入れて気持ちを切り替えています。
家事と仕事とメリハリをつけるのにアロマキャンドルの力を借りて仕事モードに入ります。Williams-Sonoma、ZARA HOME、VOLUSPAがお気に入り。妊婦さんや赤ちゃんが触れるものなのでアルコール消毒など細心の注意を払い制作します。
コロナ禍で働き方はどう変化しましたか?
対面レッスンは自粛し、オンライン講座の開講準備をしています。
オンラインでどうコミュニケーションを取り講座を進めていこうかと試行錯誤の毎日。生徒さんには趣味とは違う“売れるもの”を作ってもらいたいと考えていて、スキル・知識は出し惜しみせず伝える工夫をしたいです。
取材/藤田敦子
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