人気スタイリスト乾千恵さんの「クローゼットの片付けの極意」

1年前に引っ越しをした乾千恵さん。以前の部屋よりも収納が少なくなったため、大幅な整理を決行したそう。 その結果出来上がったのは、手元にあるものが見渡せる、好きなものだけが集約された、納得のワードローブ。好きなものがさらに明確になり、オシャレがよりクリアになった、という乾さんに、取捨選択の極意について教えてもらいます。

捨てるための極意とは?

【捨てていい服の例 】流行が変わってしまったもの

エルメスのケリー、シャネルのマトラッセなど、いくつかの例外を除いては、ファッションにおいて永遠なんてない、というのが私の持論。股上の浅いパンツやミニ丈のスカートなど、もうトレンドじゃないアイテムを、高価だったから、もったいないから、という理由で取っておく必要はありません。

【整理のするときの思考例】捨てなきゃよかったと思う服も、視界から消えれば思い出さない

普段から、何かを手に入れたら、何かを手放す、というのが私の決め事。引っ越しのタイミングでは大幅に整理しましたが、大袈裟なことをするとその反動がやってくる可能性も高いので、片付けを習慣づけたり、いらないワードローブを整理したりするのが基本。もちろん、捨てなきゃよかったな、と思うものもあります。でも、視界から消えれば、思い出すことも少なくなる。それでも欲しければ、また買い直せばいい。その瞬間瞬間に必要と感じるものだけで十分なんじゃないかな、と思います。

乾さんが捨てなかった服は?

【捨てなかった服の例】同じ役割に見えても好きな服

    ①白ブラウス
    身幅たっぷりの主役になる白ブラウスは何枚でも欲しい!
    華やかにボリューミーな白ブラウスを着ている人、という印象の乾さん。「色や柄のボトム が多いからでしょうか、トップスは無条件に白が好き。出会いがあれば、つどつど買い足 しています。アイテムそのもののクリーンな感じが私の気分にちょうどいいんです」左からebure/AURALEE/Drawing Numbers/Isabel Marant

    ②ふんわりワンピース
    乾さんのアイコンアイテム、ボリューム感のある主役ワンピ
    今季買い足したブルー以外は数シーズン愛用中。「ドラマティック、と言われがちなのはゆるりとしたシルエットのワンピが多いからかも。甘めのものを大人に着こなすのが好き」左からebure/ebure/Merlette

乾さんが捨てなかった服をどう使う?

【着回せなくていい】1パターンでもアガる着こなしがあれば

    配色の妙を味わえるからカラースカートって楽しい!

    鮮やかな発色と美しいシルエットに惹かれたリネン素材のマキシ。「カラースカートはキャメルやベージュ合わせが好き。頑張ってる感じにならないし、こなれたムードに仕上がります」トップス(OUD)スカート(LE PHIL)バッグ(HERMÈS)サングラス(MAURO de BARI)バングル(HERMÈS)

    パッと見キレイめコーデこそ足元はサンダルでラフに味付け

    ボリュームブラウス×ワイドパンツは乾的定番。「明確なハイウエストっぷりのマリンパンツが大好きです。夏以外であれば足元はコンバースに。キレイめにしすぎないのがコツです」ブラウス(Isabel Marant Etoile)パンツ(HYKE)バッグ(A VACATION)サンダル(MAURO de bari)サングラス(EYEVAN)ネックレス(Harpo)

教えてくれたのはスタイリスト・乾千恵さん

教えてくれたのはスタイリスト・乾千恵さん

CLASSY.をはじめとする数々の女性誌で活躍。スタイルよく見えるフェミニンコーデに定評が。リアルに着られてドラマティックと人気を集める。

撮影/魚地武大(TENT) スタイリング/乾 千恵 デザイン/平岡規子(team. nrp) 取材/西道倫子