【LIFESTYLE】料理家 こてらみやの「ベランダと暮らす」③

12月はベランダの植物たちの冬越しの支度に取り掛かります。
今朝はレモングラスの冬支度。
寒さに弱いレモングラスは株元から5センチほど残してざっくりと刈り込みます。
その後、わが家では鉢にビニール袋(ゴミ袋でもOK)をかぶせ、温室のようにして冬越しさせています。北国だとこれだけでは不十分かもしれませんが、東京ではこの方法で意外と冬が越せちゃいます。

さて、刈り込んだ後のお楽しみは、もちろんフレッシュのレモングラスティー。
葉を5cm程の長さに刻み、さっと洗ってポットに入れ、水から煮出していきます。
しばらくするとお湯の中で、レモングラスがぐるぐると泳ぎ始めます。

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台所もダイニングもレモングラスの爽やかな香りでいっぱいになります。
このガラスポットでお茶を沸かす様子は、何度見ても飽きないもので、いつも脚立に腰かけて、ぼーっと眺めてしまいます。

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レモン色の水色がきれいだから、カップは白がお約束。

フレッシュのレモングラスは香りも味もドライより、格段においしい!
残ったレモングラスはドライにして保存します。
作り方をお教えしましょうね。

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まず、痛んだ葉を取り除いて、キッチンクロスを広げたザルの上でザクザクと切り、

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風で飛ばされないように、クロスの四隅をたたんで3日ほど干します。
雨に当たったら台無しなので、天気予報のチェックは欠かせません。

 

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カンカラカンに乾いたらびんに詰めて保存します。
湿り気が残っているとすぐにカビが生えてくるのでチェックは念入りに!
今回は乾燥剤も入れておきました。
これで完璧!
来年の春に新しい葉っぱが出てくるまでは、このドライレモングラスを楽しみます。

ベランダの冬支度。
バラの剪定や植え替え、冬枯れした鉢の整理など、まだまだやることがたくさんありますが、ぼちぼちと進めていこうと思います。

 

【PROFILE】
こてらみや
料理家。毎日食べたくなるような、素材の持ち味を生かしたシンプルな料理を得意とする。休日の楽しみは、ベランダで収穫した果物やハーブを使ってびん詰めを仕込むこと。著書に「魔法のびん詰め」(三笠書房)など。instagramアカウントは @osarumonkey

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