【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 4本目/100

「春巻き? 美味しいけれど、自分で作るのはちょっと……。揚げ物は家では作りたくないし、中身の餡を作るのも面倒くさいし」。

このコーナーでは、そんなイメージを、いい意味で覆してくれるハルマキの数々をご紹介します。
題して「ハルマキ100本ノック」。

お酒のおつまみに、ごはんのおともに、簡単だけど美味しくて、そして、いつもよりちょっと食卓が盛り上がる旬のハルマキを、毎週1本ずつ打ち放っていきます。

まずは最初に、100本すべての共通ルールです

  • レシピは3本分の量で表記。
  • フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
  • 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。

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  • 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
  • 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
  • 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。

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 春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。

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山芋とチーズ、トマト、大葉の春巻き

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もうすぐクリスマス。今年はご自宅で、という方も多いのでは? 今週と来週は、クリスマスカラーの春巻きをご紹介します。まずは山芋を使って。山芋には、長芋、つくね芋など、いろいろな種類がありますが、ここでは、手に入りやすい長芋を使います。もちろん、ほかの種類でも大丈夫。火を通した時のホクホクさ加減に違いが出ますが、どれでも美味しくできます。

 

【材料】3本分

  • 長芋…8㎝(細目なら10㎝)
  • とろけるチーズ…30g
  • プチトマト…6
  • 大葉…6
  • 春巻きの皮…3
  • サラダ油…大さじ4
  • 塩…少々

 

【材料】

1.長芋は皮を剝き、5㎜太さくらいに粗く千切りに、プチトマトは十文字に4等分に切り分け、手でギュッと絞って水気を切る。

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2.春巻きの皮に、長芋を並べ、プチトマト、とろけるチーズを散らし、大葉を上から被せて巻く。

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3.フライパンにサラダ油を入れ弱火で熱し、温まったら春巻きを並べ、弱火から中火で全面がきれいなキツネ色になるまで、途中ひっくり返しながら、揚げ焼きする。

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4.火からおろして油を切り、斜め半分に切り分け、塩を添える。

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【注意点】

トマトの水気は、しっかり絞って使いましょう。春巻きに水分は大敵です。長芋は太さが揃わなくても大丈夫。むしろ不揃いの方が、食感が変わって美味しくなります。

 

動画でも紹介しています!島田さんによるコツなども聞けます!

【PROFILE】

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島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。

ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝

 

撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子