コウケンテツさん流「つくりたくない日のお助けレシピ」

料理のプロでも「今日はもう、つくるのがしんどい……」と思う日はあるもの。今回はコウケンテツさんに、ごはんづくりをしんどくしないためのコツと、疲れた日につくるというお助けレシピを教えてもらいました! 簡単でアレンジの効くメニューだから、覚えておくといざというときに便利です。

▼前回の記事はこちら▼
コウケンテツさんも共感!毎日のごはんづくりは大変です!


コウケンテツさん
1974年大阪府生まれ。料理研究家。旬の素材を生かした手軽で美味しい家庭料理を提案し、多方面で活躍中。30カ国以上を旅して、世界の家庭料理を学んだ経
験も持つ。3児の父として、育児に家事に奮闘中。YouTube公式チャンネル「Koh Kentetsu Kitchen」も大人気。

コウケンテツさんが考える「ごはんづくりをしんどくしないコツ」

【1】包丁・まな板を使わない

なるべく包丁やまな板を使わないレシピがおすすめ。野菜は手でちぎってもいいし、肉や魚はカット済みのものを使ったり、缶詰を利用したりするのもアリ。手間が少なければつくる気力が出てきます。

【2】洗いものを減らす

よく使うのがグリル。受け皿にも網にもアルミホイルを敷いて、鶏もも肉などをそこで焼けば、ほったらかしでもまるでお店の味! さらにホイルごとお皿にのせれば油がお皿につきにくく、洗いものもラクに。

【3】市販の味にプラスワンで味つけの悩みを減らす

調味料は、ぽん酢やドレッシングなど2 ~ 3種類もあればOK。ベースは市販品でも、例えばちょっとトマトを刻んでプラスするだけでもしっかり味が変わるし簡単に味が決まります。

 

つくりたくない日のための「考えなくてもつくれる」メニュー

 

【1】鶏の塩焼き

【材料(4 人分)】
鶏もも肉 …… 2枚
塩 …… 少々

【つくり方】
鶏肉は塩を全体になじませる。アルミホイルを敷いたグリルにのせて、両面焼きで7~8分こんがり焼く。焦げそうになったらアルミホイルをかぶせる。

ポイント
鶏肉の部位を変えてアレンジしても美味しい!

★鶏の塩焼きアレンジレシピ★

①おろしぽん酢味

大根おろしとぽん酢、あれば青じそなどを添えてさっぱりと。みょうがや青ねぎの小口切りを加えるなどトッピングをアレンジしても。

②ピリ辛花椒味

花椒を加えたピリ辛のたれは、ラー油に花椒パウダーを加えて。市販の花椒を使ったたれでもOK。おかずにもおつまみにもなる味です。

③のりじょうゆ味

焼いた鶏肉にしょうゆをかけて、刻みのりをトッピングします。刻みのりの代わりに、削り節や青のりをかけても美味しいですよ!

レシピ出典:『本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ』(ぴあ)

 

【2】即席ラーメン鍋

※写真はイメージです

付属のスープを使わず、鍋に昆布と残りものの野菜や肉を入れ、インスタントラーメンの乾麺を放り込むんです。ぐつぐつ煮込んで煮込みラーメンにし、ぽん酢をかけると子どもももりもり食べてくれます!

明日は料理家・栗原心平さんに、パパも大満足のお手軽がっつりごはんを教わります!お楽しみに!

 

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撮影/北川鉄雄(※ラーメン鍋の画像) 取材・文/岡部礼子 構成/Mart編集部

2020年1月号
コウケンテツさん・栗原心平さん・ヤミーさん・市瀬悦子さん・鈴木 薫さん「料理家が『つくりたくない日』を乗り切るレシピ」より