実家暮らしなのに貯金できない! すぐできる貯金のための5ステップを紹介

「実家暮らしだと家賃と光熱費がかからないから、たくさん貯金しているんじゃない?」と言われる人もいるのではないでしょうか?

しかし、実家暮らしの人全員が貯金ができる環境とは限らず、周囲の想像以上に貯金ができていない人もいるはず。

そこで今回は、実家暮らしの人が知っておきたい貯金術と、貯金ができない理由について紹介します。

 

実家暮らし 貯金

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なぜ? 実家暮らしなのに貯金できない3つの理由

実家暮らしであれば、家賃や水道・光熱費など一人暮らしの人ほどの負担がないもの。では、なぜ思うように貯金できないのでしょうか?

 

(1)支出や貯金に対する意識が薄れている

一人暮らしなら、家賃やその他の生活費など、すべて自分の通帳から引き落とされるため「今月は◯円か」「もっと節約しなければ」など考える機会があります。

しかし、実家暮らしだと自分以外の通帳から水道・光熱費が引き落とされ、自炊をしていないと何にどれくらいお金がかかるのか明確に把握できません。

そのため、多少趣味や娯楽でお金を使いすぎても困ることはなく、「別に貯金しなくてもいいや」と感じてしまうのです。

 

(2)毎月のローン返済額の負担が大きい

実家暮らしでも、車のローンや奨学金などを毎月支払っていると、ほとんど貯金できない人もいます。

これらのローンは、何もしていなくても毎月数千~数万円は引き落とされるので、貯金まで手が回りません。

もちろん、ローンを支払わないわけにはいかないので、実家暮らしであっても余裕がない人もいます。

 

(3)実家にお金を入れている

実家暮らしをしている社会人は、毎月いくらか家にお金を入れている人も少なくありません。

生活費として数万円を渡している人なら、一人暮らしと同じような出費がある人もいるでしょう。

働いて得た給料を丸々自分のものにできない人もいるので、実家暮らし=貯金できているわけではないのです。

実家暮らしだからこそしたい! 貯金のための5ステップ

「貯金できないから仕方ない」で終わらせては、貯金できないまま月日が経過し、いざというときに困るかも。

実家暮らしだからこそ挑戦したい、貯金するための5ステップを紹介します。

 

Step①【重要】毎月の収入・支出をリストアップ

支出は通帳や利用明細、レシートで確認してざっくり分類してみてください。貯金をするためには、まず毎月どれくらいのお金が入って、出ているのかを確認しましょう。

・水道、光熱費
・実家に入れているお金
・食費
・通信費(スマホ、ネット料金)
・交際費(外食費など)
・日用品
・被服、美容費
・医療費、医療保険
・趣味、娯楽
・給料
・臨時収入(賞与、フリマアプリの売上金)

毎月の収入・支出のリストアップは5ステップの中でも特に重要なので、できるだけ細かく数字を洗い出してみましょう。

 

Step②必要・不要なものを精査する

Step①でざっくり分類したものから、

・毎月必要な支出(ローンなど)
・不定期に必要な支出(医療費、美容院など)
・努力や見直しで減らせる支出
・完全に不要な支出

この4つに分類して、お金の使い方・使い道を精査します。努力や見直しで減らせる支出とは、スマホ料金や医療保険、自動車の任意保険に加えて、コンビニで購入するスイーツやドリンクなど。

 

スマホ料金や各種保険は、プランの見直しや他社への乗り換えで、ある程度節約できることを頭に入れておいてくださいね。

コンビニでの支出を一切やめるのはつらいため、立ち寄るのは週1回までなどマイルールをつくってみましょう。

 

Step③各種契約の見直しと変更手続き

医療保険や自動車の保険は、親が契約したものや、窓口で言われるがままに契約したものなど、必要以上に手厚いプランに加入していることがあります。

プランの条件や補償内容をしっかりと見直し、今の自分に合ったものに変更すれば、意外と毎月の負担が軽くなることも。

スマホ料金では、3大キャリアから格安スマホへ乗り換えると、利用料金が毎月3,000円前後になる可能性があるので、必ず見直してみてくださいね。

 

Step④毎月の目標貯金額を設定する

具体的な支出金額が判明したあとは、毎月どれくらい貯金できるかを考えてみましょう。

精査した際に不要な支出だとわかった費用に加え、「これくらいなら余裕がありそうだ」と思った金額を貯金に回せるはずです。

 

たとえば、「毎月不要なお金だった5,000円を節約しよう。これに無理せず捻出できる15,000円を合わせて、毎月2万円貯金していく!」と目標を立てれば、ストレスを溜めずに貯金ができそうですよね♡

お給料が入ったら、目標貯金額を差し引いて生活すると、貯金に回すお金は確実に確保できます。

 

Step⑤貯金生活を送りながら定期的に見直しをする

Step①~④を実施しながら、ひと月生活してみましょう。すると「もっと貯金にお金を回せそう」「ここは節約できない」と、さまざまな状況がわかります。

これを数カ月繰り返していくと、貯金をしながらお金のムダも見つかるため、実家暮らしでもお金のやりくり・貯金が上手になりますよ!

 

【今日からできる】実家暮らしのための貯金術

最後にお金と手間をかけず、誰でもできる貯金術を紹介します。貯金できない人でも、毎日の行動と意識を変えるだけで、少しずつお金が貯まりますよ!

 

「一人暮らしをしていたら」と想定してみる

もし一人暮らしをしていたらと考えると、ある程度貯金しておく必要性、余裕をもたなければいけない理由が見えてきます。

・事故や病気でお金が必要になったら
・突然の冠婚葬祭でお金が必要になったら
・来月から仕事がなくなったら

 

実家暮らしなら、上記のような状況でもある程度「大丈夫」と思えますが、一人暮らしだとかなり焦る人も多いはず。

頭で考えることは、誰でもお金をかけずできます。実家にいても万が一の状況を想定してみましょう。

 

外食・コンビニの利用を減らす

仕事の日のランチ外食や会社帰りにコンビニで買うお菓子などは、努力と意識をすれば、多少減らせる支出です。

ランチを自分でつくるお弁当に変える、コンビニは週1回までのように決めておけば、かなりの節約となり貯金に回せます。

500円ランチを20日食べたとすると、20日×500円で1万円。冷凍食品のおかずを毎日お弁当に詰めたとしても、数千円の節約になり、自然と貯金のためのお金を捻出できるはずです。

 

ネットショッピングですぐ購入しない

ネットショッピングは、タイムセールやポイント◯倍など「今すぐ欲しい!」と思うものって多いですよね。

欲しいと思った感情ですぐ購入してしまうと、ものによってはムダ遣いになりかねません。

 

すぐにポチッと購入する癖がある人は、サイトの買い物かごに入れた状態で一晩寝かしてみましょう。

その後、本当に必要なものか、何に使うのか、今買うべきなのかを改めて考えて購入してみてください。冷静になると「使わないかも」と思うことはありがちです。

 

実家暮らしだからこそできる貯金方法を実践しよう

実家暮らしとはいえ、収入や家庭環境は人それぞれ。貯金できないこともあるでしょう。

ただ、上手なお金の使い方や節約方法を身につけておく必要はあります。定期的にお金の支出を見直して、こつこつ貯金をしていきましょう。20代のうちに、貯金1,000万円達成も夢ではありません!

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Text_Ayumi