江原啓之さんに訊く!「40代の開運の導き方とは?」
「ファッションに気を配り、自分を見つめると、40代の運気は磨かれていく」……!?
新しい年を迎え、前に進むために日々の生活でどんな行動をし、何を意識すべきか、降りかかる事柄をどう受け止めれば良いか、STORY世代の開運の導き方を江原啓之さんにお伺いしました。
★Advice② 2020年に起きたことの結果が見え、それが天からのメッセージ
★Advice③「衣・食・住・医療」それさえあれば心配はいりません
★Advice④ 今の40代は苦労も多かった分、逆境にも強い
★Advice① ファッションは日常で容易にできるお守り
運気は自分がどういう状態かで変わってきます。常に自分を客観的に見ることが大事なのです。
そこで持ち歩くといいのが「鏡」。鏡には悪い気を跳ね返す意味もありますが、鏡を見るという行動で自分が険しい顔や疲れた顔をしていることに気づき、我に返り正気を保つことができます。
ファッションに気を使うということも、鏡を見ることと同じように自分自身に目を向けるということ。パワーがない時には色彩の力で奮起する赤の服を着たり、上質な服を着ることで、自分を立て直すこともできる。
オシャレに無頓着だと自分自身、ひいては人生にも無頓着になりがち。ファッションは自分の心を立て直すお守りです。スピリチュアルは魔法ではなく、日常の些細な行動で運気が良い方に向くことなのです。
★Advice② 2020年に起きたことの結果が見え、それが天からのメッセージ
2020年、キーワードとして「破綻と崩壊」と伝えていた私自身もコロナ禍まではちょっと予想外でした。これまでの経済至上主義や物質的価値観というのが大きく変化する時代。生きていくうえで本当に大切なものが何かを見つめ直す時が来たのです。
2021年のキーワードは「天啓」。起きる事柄の全てがメッセージなのだと実感することになるでしょう。
天啓は今までの自分の生き方や考え方によって楽・破滅・諦め・仕切り直しの4パターンに分かれます。例えば、コロナ禍をきっかけに働き方を変え「楽」になった人、蓄えや覚悟がなく「破滅」となってしまった人、「諦め」のきっかけとなった人、今までの生活の「仕切り直し」ができた人。それが結果であり天からのメッセージなのです。
結果を「破滅」と捉えるか「楽」と捉えるか、解釈は自分次第。学校に通えない時間を嘆くか、特別な時間と捉え有効に過ごし何かを得るか。少しの遠回りで焦らないこと。オンラインという文明の利器にも助けられ郊外に住む人も増えました。人生に無駄な経験はありません。結果を良いきっかけと受け止めて、自分にとって何が幸せかを考え、自分自身が変わっていくことも大切です。
★Advice③「衣・食・住・医療」それさえあれば心配はいりません
これからの時代は幸せの実感も二極化していきます。
あくまでも物質的な豊かさに執着する人と精神的な豊かさを求める人。こんな世の中をどう生きればいいのかと不安視する人も多いのですが、生きていくうえで必要な衣・食・住・医療だけを考えればいいのです。
真摯に向き合うべきは食べ物。がんやアレルギー、不妊症の多さの原因はひとつではないけれど、根本的な部分で食と関係があると思います。体のことを考えるなら、安価なものを求めずにできるだけ無添加・無農薬のものを食べましょう。
私は8年前に熱海に導かれました。熱海では畑で自分たちの食べるものを育て、食の改善ができました。生活を変えて、気持ちが楽になりましたよ。衣・食・住・医療にしっかり向き合い生き方の方針を決めたら、後は楽しめばいい。それが精神的な豊かさにつながります。
◯ 暮らしに最低限必要なもの
★Advice④ 今の40代は苦労も多かった分、逆境にも強い
ベビーブームに生まれ、バブル崩壊後の就職難を経験した人も多い40代は、時期的な巡り合わせとしては気の毒な部分もあるのですが、その分、バイタリティのある世代とも言えるのです。
逆境を逆手にとって生き抜く知恵、想像力が鍛えられたのです。右がダメなら左へと臨機応変に生き抜ける力、マイナスをプラスに活かす力がある世代だと感じます。
でも40代は惑う歳でもあります。若い面もある一方、若くない面もあるから失敗したくないという気持ちもわかります。そんな時は2021年のキーワードでもある「不動心」です。
日本人は人からどう見られるかに振り回されがちです。周りの言葉に耳は貸すけれど、自分が十分に考えて決めたことに対してはブレないこと。妬みや羨望を含んだ外野の声は気にせず行動していいのです。
結婚・離婚・転職などを経験した40代は審美眼も磨かれています。人や物事を見る目も養われているのだから、同じ苦労でも実りのある苦労を得られるはず。そう思うと楽しめませんか?「鏡」と「不動心」を身につけて運気を磨きましょう。
撮影/鳥巣佑有子 取材/小仲志帆 ※情報は2021年2月号掲載時のものです。