【性教育】息子がおちんちんを触ってばかり。これって大丈夫?

こんばんは! とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会代表理事・のじまなみです。

 

男の子のお母さんにとって、男の子の体は未知の世界。

だからこそ抱えるのが、本日のお題『おちんちん問題』。おちんちんがない女性としては、何が正解かわからないのが本音ですよね。

そこで今回は、私の元にも多く寄せられる『男の子はなぜ、おちんちんをそんなに触るのか?』こちらについてお話していきますね!

 

男の子がおちんちんを触る理由はおもに4つ。

 

【1】単純に安心するから

やわらかくて、触ると気持ちのいい毛布や人形って、大人でもずっと触っていたいと思いませんか?

男の子もまたしかり。肌触りもよくやわらかいおちんちんを、ついつい触ってしまいたくなるものなのです。気持ちのよさもありますが、幼い頃の性器いじりに性的な意味はありません。むしろ『安心感』といった意味合いの方が大きいでしょう。

 

【2】ポジショニングがいまいち

パンツの中でおちんちんの収まり具合が悪いと、ポジショニングを心地よい場所に戻したくなることは大人の男性でもよくあります。

活発な男の子たちは度々パンツの中でずれが生じるため、おちんちんを触ってしまうこともあるでしょう。大人の女性がブラジャーの位置がずれると気持ちが悪くなるのと同じです。

 

【3】かゆい、ムレる

泥団子や虫を触った手でそのままおちんちんをいじったりすると、炎症が起こってしまい、赤くなっていたり膿んでしまったりすることも。

あまりに頻繁に触るときは「痛かったり痒かったりしない?」と本人に聞いてみることをオススメします。炎症がある場合は小児科や泌尿器科を受診しましょう!

 

【4】単純に触りやすい位置にあるから

もしかしたら、一番の理由はここかもしれません。手を伸ばしてぶらぶらした先の、ちょうどいいところにおちんちんが出っ張っているのです。『近くにあるものをとりあえず触りたがる習性』がもともとある男の子にとって、無意識に触ってしまうのは致し方ないこと。ここは諦めも必要です!(笑)

 

というわけで、男の子がおちんちんを触ることは異常な行動ではありません。『触っちゃダメ!』『恥ずかしい』と否定するのではなく、『おちんちんは大切な体の一部だから大事に扱おうね』と教えていきましょう。

また、人前でずっと触り続けるのはマナー違反。触って気持ちがいいことと、誰かを不快にさせるのは別問題です。

『おちんちんのポジショニングを整える以外で、人前で触るのはマナー違反だよ。もし触りたいと思ったら、家の中とか人が見ていない場所でしようね』

こんな風に教えてあげましょう。『触っちゃダメ』と叱るより、何倍も素直に受け入れてくれますよ!

 

イラスト/おぐらなおみ 出典:『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)

 

 

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◉のじまなみさん

性教育アドバイザー。防衛医科大学校高等看護学院卒業後、看護師としてのキャリアを経て、2016年「とにかく明るい性教育【パンツの教室】」を設立。夫と3人の娘の5人家族。著書『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)『男子は、みんな宇宙人! 世界一わかりやすい男の子の性教育』(日本能率協会マネジメントセンター)がヒット中。

『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』のじまなみ/著 おぐらなおみ/イラスト(辰巳出版)¥1,400