野崎萌香さん「私がwithマスク時代でも、メークをする理由」

「メークすると人生が好転する」…これから登場する美容賢者の何人かがそう言いきりました。マスクで顔下半分は隠れるけれど、メークで装う意味は確実にある。その真髄をお伝えします。

【モデル・野崎萌香さん】

メークって、自分に自信をくれるものだと思う

肌が荒れているだけで、気分が落
ブラウス¥13,200(ノーリーズ/ノーリーズ&グッドマン銀座店)イヤリング¥27,500チャーム¥13,200(ともにアガット)ストーンリング¥14,960(ルーカスジャックロンドン/シップス有楽町店)リング¥29,700(ステラハリウッド)

肌が荒れているだけで、気分が落ちたり、下を向いて歩いてしまったりしませんか?私はそうです。10代の頃はニキビに悩み、肌荒れやクマを隠したくて、キャンメイクのコンシーラーと、パルガントンのお粉をつけて登校。もちろん、〝メークする〟だけで肌荒れは治らないけれど、粗がカモフラージュされるだけで、ポジティブになれたし、自分らしくいられた。10代の頃から肌に悩み、それを解決するためのメークに出合い、トライ&エラーを繰り返しながらいろいろ試してきました。今あらためて思うのは、メークをすることは、人生にすごくプラスに働くということです。たとえば、ホテルでご飯を食べるとき。すっぴんで行くよりきちんとその場にそぐうメークで行ったほうが、楽しさが違うと思うんです。きちんとメークをして、そこにふさわしい服装で行くことで自分を肯定できるし、もしかしたら素敵な出会いのきっかけになるかもしれない。急にマスクをとる場面でもすっぴんだと伏し目がちになってしまうけれど、メークをしていて、しかもベースメークが崩れていなくて、きちんと口紅をつけていれば、笑顔で、自信を持ってはずせちゃうじゃないですか!
そうやってメークを楽しんでいると、日々発見があります。マスクをしていてもいかに顔下半分のメークを崩さずにいられるかを考えるようになったのはそのひとつ。いろいろ調べ、実践していく中で、メーク好きの親友が教えてくれたのが、「スポンジでポンポンする」というもの。その当時入っていたドラマの現場でも肌づくりの上手なヘアメークさんが、〝リアルテクニクス〟っていうスポンジを教えてくれて。水に濡らして倍の大きさにして下地とファンデーションを混ぜたものを含ませてから肌にたたきのせる。すると、本当にヨレないんです。メークを休んでる人は一度やってみてほしい。きっと前向きな気持ちになれるから。

野崎萌香さんの愛用コスメ

右から、「メーク直し時に使って

右から、「メーク直し時に使っています」エッセンシャルスキンヌーダーロングウェアクッション(私物)「水光肌になれる下地」パーフェクト ラディアンストーンアップクリーム30㎖¥7,480(LAVIEN JAPAN)「ベースメークが肌に密着」リアルテクニクス4ミラクル コンプレクション スポンジ(私物)「使っていると、100%に近い確率で〝肌がきれい〟と言われます」マティシム・ベルベット・フルイドSPF20/PA+++30㎖¥7,810(パルファム ジバンシイ)「韓国人のヘアメークさんがプレゼントしてくれたのがきっかけで使い始めました。メークの仕上げにかけると、本当に崩れにくい!」フィックス+ラディアンス100㎖¥3,080(M・A・C/メイクアップ アート コスメティックス)

野崎萌香さん
1990年2月10日生まれ。モデル、女優として活躍。自他ともに認める〝美容オタク〟で、10代から美容を日々探求し研究している。著書『肌が乾くクセを全部やめてみた。』(ワニブックス)も話題です。

撮影/花村克彦 ヘアメーク/永田紫織(LADONNA)スタイリング/大島 愛 取材/棚田トモコ 再構成/Bravoworks.Inc