劇団雌猫さん「withマスク時代、疲れるならメークしなくていい」
「メークすると人生が好転する」…これから登場する美容賢者の何人かがそう言いきりました。マスクで顔下半分は隠れるけれど、メークで装う意味は確実にある。その真髄をお伝えします。
【劇団雌猫さん】
メークは自愛のひとつ。疲れるならしなくていい
ひらりささん(以下敬称略)「『だから私はメイクする』をきっかけに、それまであまりメークをしなかった私が、コスメを買い漁るようになりまして。メンバーのもぐもぐさんは、自分の中で決めたひとつをずっと使いたい派、今日来ていないメンバーのかんさんとユッケさんは、美容系YouTubeを見るくらい美容が好きです」
もぐもぐさん(以下敬称略)「『だから私はメイクする』も4人それぞれの異なる視点を入れ込んでいますが、マスクをするようになってからのメークとの向き合い方も4人それぞれ。ちなみに私は家ではほぼメークしません。マスクありきの生活になった当初は、気分を上げるために家でもメークしていたんですけど、そういうの疲れちゃって。今は外に出るときにきちんとメークをするくらい。ちなみに、ベースメークは、石けんで落ちるものに変えました」
ひらりさ「たしかにメークを頑張る日と頑張らない日のメリハリをつけるのはいいね。でも、私は口紅をすると自分が変わるのがわかるから、その瞬間を見たくて口紅はつけてる」
もぐもぐ「この状況でメークも研究しがいがあるね」
ひらりさ「とはいえ、外にあまり出なくなった分、コスメはあまり買わなくなった。前は限定コスメとかも並んで買うタイプだったけど、そういうのがなくなって、周りに惑わされずにじっくりと自分の顔と向き合うようになったかな。いつもつける口紅があるから、それにこのマスカラをつけたらいいかなとか、自分の定番のコスメを軸にいろんなメークをできるように」
もぐもぐ「たしかに、常に新しいコスメを求めていたけれど、自分を見つめる時間が多くなったから、むやみに新作を買わなくなったことで、心が穏やかになった」
ひらりさ「メークはもちろん、美容って自分自身を知っていく行為だと思うんです。以前は他人に自分をどう見せるかを模索していたけれど、コロナ禍ではメークを通じて自分自身をより深掘りするようになった感じ」
もぐもぐ「メークって自分と向き合うことなのかもね」
劇団雌猫さんの愛用コスメ
劇団雌猫さん
平成生まれの4人組オタク女性ユニット。マンガ、ドラマにもなった『だから私はメイクする』の原案者。『一生推したい!私たち、ゆる健康はじめてみた』(主婦の友社)も絶賛好評発売中。
撮影/花村克彦 ヘアメーク/永田紫織(LADONNA)取材/棚田トモコ 再構成/Bravoworks.Inc