投資初心者のための「株」に関する耳より情報6つ

2月に日経平均株価が約30年ぶりに3万円台に到達というニュースもあり、やっぱり投資が気になるという人も多いのでは?実はCLASSY.世代は人生でもっともお金が貯めやすい時期でもあり、資産運用をするには絶好のタイミング。賢く資産を守る方法を考えます。

投資といえば、なイメージの株の売買についても知っておきたい!

リモートワークなど家で過ごす時間が増え、生活が一変したことで、株価の動向にも大きく変化があったここ1年。積み立て投資から一歩進んで、株式投資に楽しく取り組む方法を考えます。

    リモートワークなど家で過ごす時

    株を買うならつみたてNISAやiDeCoに慣れてからが◎
    株式に挑戦するなら、まずはつみたてNISAやiDeCoなど税制優遇の枠を使い切った上で、まだお金の余裕があれば投資する、という順番がお勧め。株式投資は比較的、上級者向けということを理解しておきましょう。

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    株の売買のメリットとデメリットは?
    株式のメリットは投資信託などに比べて商品としてわかりやすく身近に感じることや、配当金や株主優待などで投資の楽しさを味わえること。デメリットは分散の対極にある集中投資であり、株価の振れ幅=リスクが大きいこと。一方で、個人投資家なら仮に一時的に損が出たとしても「売らないで、上がるまで待つ」という選択もできるため、長期的に取り組むこともできる対象と言えます。

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    初めて株を買うなら10万円を上限に
    株式デビューをするなら、まずは10万円を目安に。NISAやiDeCoの枠を使い切っていない人でも、買い増しをせず「10万円だけ」と決めて持つならOKです。株式は最低100株(1単元)からの購入となりますが、10万円あれば聞いたことのある会社の銘柄を購入できるので、興味を持てる銘柄を探してみて。

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    株主優待や配当金目当ては王道じゃない!?
    優待や配当金を目当てに株式を買うのもアリですが、株式投資の王道は中長期で株式を保持して資産を増やすこと。優待や配当金のある会社は大手で体力があるという安心材料でもある一方で、会社の利益を先出しして株主に還元していると見ることもできます。優待や配当金がなくても、利益が事業に効果的に投資されていて、株価が上昇する会社なら投資家にとってはメリットがあるという視点も大切です。

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    投資に失敗しないコツはある?
    投資は「安い時に買って、高い時に売る」ことができれば理想。ただ、頭では理解していても、だいたいの人は安い時に買うなんて恐ろしくてできないし、高い時にはもっと高くなるのでは?と思ってなかなか売れないもの。売買の判断を失敗して「投資はもうこりごり!」とならないためにも、自分が冷静な判断ができる金額の中で投資をすることが大切です。一般的には2〜3割の増減があったら売り時と言いますが、損している間は売らずに待つのも個人投資家だからこそできる投資戦略です。

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    まずは気になる銘柄を半年くらいウオッチ!
    株式は購入するタイミングが大切なので、ネットショッピング感覚で気になる銘柄の動向を半年〜1年くらいウオッチして買い時を探ってみましょう。特に決算月の多い3月末や、優待や配当が出た後に株価が下がるタイミングで気になっていた銘柄を買い足すのもお勧めの方法です。ウオッチをしていく中で、ニュースを見て株価の変動をチェックすることを楽しめる人は株式投資向き。自分が株に興味を持ち続けていられるかどうかで、株式投資に向いているかどうかも判断できるはず。

教えてくれたのは…

26歳の時、貯蓄80万円しか持

26歳の時、貯蓄80万円しか持たずマンションを衝動買いしたことをきっかけに1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®を取得。現在は株式、外貨預金、投資信託、不動産の家賃収入で資産を運用。テレビ、新聞、雑誌のほか『超ど素人がはじめる資産運用』(翔泳社)などの書籍を通してお金に関する情報を発信。https://www.furouchi.com/

監修/風呂内亜矢 イラスト/二階堂ちはる 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc