「“きれいめ=ヒール”の思い込みをやめた」母目線の靴選び
10年前の東日本大震災は、不測の事態にも子どもを守れるようにとヒールをやめたり、会社に置き靴をしたり、ママたちの足元への意識を大きく変えるきっかけにもなりました。母となった今こそぺたんこ靴が欠かせないというママたちにその想いを取材しました。今回は母目線で靴を作りたいと立ち上げられた「OHGA」ブランドディレクター飯田由梨さんを特集。
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❝子どもを乗せて自転車で、が日常になり、〝きれいめ=ヒール〟の思い込みを捨てました❞
BLOUSE/BLAMINK
PANTS/OHGA
BAG/OHGA
ONE-PIECE/OHGA
BAG/BALLONNE manimaris
「突然走り出す子どもと一緒の日はスニーカーがいちばん。ドゥロワーで見つけたノベスタのスニーカーはスポーティすぎず女性らしい服とも相性のいいクリーンさが魅力。」
23歳で長女を出産した時はまだ独身を謳歌している友人も多く自分だけが〝お母さん〟っぽくなるのが嫌で、友人と会う日は頑張って8㎝ヒールを履いていました。楽な靴を履くことはおしゃれを諦めることだと思い込んでいたんです(笑)。が、動き回る子どもを連れてのお出かけが増えるとヒールにも限界が……。ついに卒ヒールして出会ったのがシャネルのバレエシューズ。楽なのにきれいに見えるので当時は毎年のように買い足していました。しかし、公園などハイブランドの靴では対応しきれないシーンもあり今度は、いい靴では公園に行けないけど安い靴では気分が上がらない、というジレンマが発生。ちょうどその時に初めてオーダーで靴を作ってもらい履きやすさに感動し、無理を言って1から作ってもらってできたのがOHGAの靴です。〝お出かけにも行けて公園にも履いて行ける靴〟という選択肢ができたことで足元の自由度が格段にアップ。トレンドも手伝って以前ならパンプスを合わせていた服もスニーカーでハズすのも可愛いな、と思うように。おしゃれを諦めるのではなくおしゃれする日だってスニーカー、が定番になりました。
◉ぺたんこの日は
ジュエリーで女らしさを
◉母目線で作った
走れるOHGAのぺたんこ靴
長時間歩いても痛くなりにくく、クッション性や素足で履ける消臭素材を使用しこだわりが詰まったぺたんこ靴。脱げにくく走れるのがポイント。
【PROFILE】
OHGAブランドディレクター
飯田由梨さん
1985年生まれ、神戸在住。母目線で靴を作りたいと考え2018年にOHGAを立ち上げる。12歳女のコと8歳男のコのママ。
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撮影/山口陽平 ヘア・メーク/川岸ゆかり 取材・文/増田奈津子 撮影協力/伊波那津子 編集/太田彩子
*VERY2021年6月号「【大特集】決定!「ぺたんこ」上手な私たちの夏の足元大賞 PART2|母の覚悟と、それぞれのぺたんこ物語」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。