悩んだり後ろ向きになりがちな家事を、得意分野を生かして楽しみに変える「Martist」の皆さん。この「Martistレポート」では、いつもと違った一面をご紹介しています。今回は整理収納アドバイザーの片岡牧子さんが、大好きだという器選びの基準について教えてくれました。
器選びの基準は本当に気に入っているか?いつも使うか?
「こちらは、いまある食器の一部です。お気に入りは作家の『yumiko i ihoshi』さん、『佐々木康弘』さん、ブランドでは『ザ・コンランショッ プ』、『アンソロポロジー』などです」
日本の若手作家さんの器が気になっています
「以前、食器メーカーに勤めていたほど器は好きなんです。たくさんあった白いお皿は万能すぎてほかのお皿を使わなくなると思い、けっこう手放してしまいました。私が飽きやすいというのもあるのですが、料理が苦手で、ブルーやベージュ系の器にすれば盛りつけがそれなりに見えて、ごまかせるかも……と思ったのが理由です(笑)。それまで海外の大手食器ブランドのものが中心でしたが、ここ数年は陶器市などで買える日本の若手作家さんのものに目が行っています。そこでも高価な一点ものではなく、自分が気に入って、家族分を揃えられて日常的に使えるというのが私の選び方。加えて、子どもがお手伝いとして洗いやすい、割られても怒らない(笑)価格というのも大事なポイントです」
yumiko iihoshi
「いまはまっている『yumiko iihoshi』さんのお皿。なんともいえないマットな風合いが気に入っています。和にも洋にも使えて、無理せず買えるお値段もいいです」
ザ・コンランショップ
「以前から好きだった『コンランショップ』のお皿は少々個性的なものが多いですが、毎日のローテーションのなかでアクセントとして使っています」
アンソロポロジー
「アメリカ発のセレブ御用達のライフスタイルブランド『アンソロポロジー』の食器。7~8年前から、まだ英語サイトしかないころから購入」
「『使わないお皿は買わない』主義で、しまっておくだけのものはない、と整理収納アドバイザーの立場から言いたいのですが、料理が苦手な私はすべてのお皿を使いこなせていないかも(笑)」
盛りつけが映える!
「大好きな『yumiko iihoshi』さんの器に盛ったパスタ。ブルーグレーに白い縁取りがアクセントになってさわやかな印象です」
「こちらは、『コンラン』でそのかわいさに思わず手に入れたピンクお皿。朝食をワンプレートにして盛りつけました」
片岡牧子さん
整理収納アドバイザー
ʼ80年生まれ 東京都目黒区在住 中2男子と小6女子のママ。 整理収納アドバイザー。 収納テクニックだけでなく、たびたび誌面に登場するご自宅のインテリアにも注目! 「家のことが大好きです。暮らしを楽しむ工夫を皆さんと一緒に探していきたいと思います」
Mart2021年8月号
Mart公式アンバサダー ”Martist Report” Vol.9より
撮影/志波慎寿介 構成/長南真理恵