赤ちゃんと楽しむ「いないいないばぁ」バリエーション5選
ママやパパが子どもと一緒に楽しめるおうち遊びを毎週金曜日にご紹介している「VERYこども遊び研究所」。井出武尊さんが、赤ちゃんママ向けに「いないいないばぁ」のバリエーションをご紹介します!
いろいろな「いないいないばぁ」で
赤ちゃんと遊ぼう!
赤ちゃんとの代表的な遊びといえば、思い浮かぶのが「いないいないばぁ」。
生後8ヶ月くらいまでの赤ちゃんは目の前にあるものを隠すと、その場所から本当になくなってしまったと思ってしまいます。目の前にいるママやパパが顔を隠すと、泣いてしまったり、ポカンとしてしまう赤ちゃんもいるかもしれません。
8ヶ月(※赤ちゃんによって発達のスピードは大きく異なります)を過ぎたあたりからは、「自分からは見えなくなっただけで、そこに存在している」ということを認識できるようになります。「いないいないばぁ」が面白いのはこのためで、この頃の赤ちゃんの大好きな遊びです。
今日は赤ちゃんと楽しめるいろんな「いないいないばぁ」を紹介します。
①定番の「いないいないばぁ」
オーソドックスな「いないないばぁ」は、やはり顔を両手で覆うもの。ママが自分の顔を両手で覆って、「ばぁ」のときに顔を出します。たまには赤ちゃんの目の前に、手を持っていって見えなくしてみたり、視界から外れてみたりと、変化を加えながらやると赤ちゃんもより楽しんでくれるのではないでしょうか?
②ティッシュでふんわり「いないいないばぁ」
ティッシュペーパーを赤ちゃんの顔の前に広げて、ママの顔が見えないようにします。「ばぁ」でひょっこり顔を出せば、「いないいないばぁ」が簡単に。ティッシュペーパーは顔にひらりとくっつければ、隠れたママの顔が透けてぼんやり見えるので赤ちゃんも安心して遊べます。ふぅと息を吹きかけて、ひらひらさせて顔を出すのも楽しいですね。
③お人形やぬいぐるみで「いないいないばぁ」
お気に入りのお人形などがあれば、ママが背中の後ろに隠して「どーこだ?」とやるのもおすすめです。赤ちゃんが見ている目の前で堂々と隠してください。はいはいができるようであれば、ちらっと人形のある場所を見せたら、取ってきてもらいましょう。はいはいの促進にもなります。
お人形をタオルの下に隠すなんていうのも楽しそう。
④洋服の中からこんにちは
ゆったりとしたシャツなどを着ているときには、赤ちゃんにママの洋服の中に入ってもらいます。襟元からちらっと覗いて「いないいないばぁ」。おかしなところかママが出てくるから面白いのはもちろんですが、大好きなママの匂いと肌の優しい感覚に赤ちゃんはきっと安心して遊んでくれます。触れ合うと言うのはこの時期には何より大切なことの一つです。パパにもおすすめします。
⑤お手てで「いないいないバァ」
おもしろいことなら果敢にチャレンジするぞ!という方には手に直接顔を描いて、正真正銘の“ハンドパペット”も試して欲しい。水性ペンや眉ペンシルを使えば落とすのも簡単です。眉ペンシルは逆に落としづらいのかな? 手をグーにすれば隠れて、パーにすれば出てきます。
メガネの顔にしてみたり、お髭の顔にしてみたり、いろんな顔を楽しめるのもこの遊びの魅力です。
赤ちゃんよって、好きなことはまるで違います。いろんな遊びを試して楽しそうにすることを、繰り返し行うと良いかと思います。成長に応じても変わってくるでしょうから、今は反応がイマイチだとしても、3ヶ月後には大爆笑なんてこともあります。赤ちゃんママも無理せず楽しく遊べるものを見つけられると良いですね。
遊んでみた様子は、ぜひ#takeruide #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね!
\教えてくれたのは/
◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram:@takeru_ide