祝・結婚! 山下健二郎が1年前に語っていた思いとは?
モデルの朝比奈 彩さんとの結婚を発表した、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの山下健二郎さん。ちょうど1年前にJJで取材させていただいた際には、コロナ禍を通じて考えているエンタメへの思いや、これからの夢を語ってくださっていました。
今回は、2020年7月10日に配信した、山下健二郎さんのインタビュー記事を再掲します。
7月17日に全国公開される映画『八王子ゾンビーズ』。主演を務めるのは、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの山下健二郎さんです。グループでの活動はもちろん、情報番組や舞台など幅広く活躍する山下さんも、JJ読者と同じ20代前半の頃は夢を追ってたくさんの挫折を経験したそうです。これからの将来や就職に迷うみなさんに、響く言葉がきっとあるはずです。
–映画を拝見して「夢」がキーワードのひとつだと感じられたのですが、山下さんご自身が、夢を叶えるために自分の才能や可能性を信じ続けることができた理由はどんなところにありますか?
サポートダンサーとしてEXILEのライブで踊ったときに「ダンサーってこんなにカッコいいんだ!」と衝撃を受けたことがきっかけで、ダンサーの夢を抱くようになったのですが、「やるからにはこうなりたい!」という理想に出会えたことが、夢を追い続けられた理由かもしれません。もうひとつは、好きなことだからこそ熱量を持って向き合えたし、がむしゃらに楽しく続けてこられたのかなとも思っています。
–作品冒頭では、なかなか夢に近づけない主人公の姿が描かれています。「努力は裏切られる」という台詞も印象的でした。
僕も散々いろんなオーディションを受けましたがひとつも引っかからなくて、たくさん挫折して悩んだ時期もあったので、この冒頭部分は実体験に近かったんですよね。今振り返れば分かるけど、当時は自分の何がいけないのか分からなくて、努力しても答えが見つからず報われないなって感じたこともありました。
–オーディションとは違いますが、JJ読者の中には就活を通して、山下さんと同じように挫折を経験をしている学生もいます。
そうですよね。僕は面接というとバイトの面接しか経験がないので、就活している人は本当にリスペクトします。僕からお伝えしたいのは、夢や目標に対して絶対に妥協して欲しくなくて、自分が心からその仕事を愛せるとか楽しいって思える道に進んで欲しいなということです。僕自身、これまでの人生で熱量を感じたものしかやってこなかったのですが、やっぱり好きじゃないと続かないと思うんですよね。だから周りに左右されることなく、自分が惹かれるものがあったら、絶対に貫いてほしいんです。
–ダンサーという夢を叶えられた山下さんですが、今いる現在地は、20代の山下さんが描いていた未来と比べてどうですか?
思い描いた理想以上のことが叶っていますね。「グループとしてデビューして、アリーナでライブしたい」というのが夢だったので、ドームツアーまでできるとは思っていなかったし、演技やラジオまで仕事の幅が広がったり、まさか「ZIP!」のパーソナリティを務めるなんて想像もしていませんでした。
–思い描いていた以上のことに向き合うとき、プレッシャーを感じたりしますか?
プレッシャーだらけです(笑)。「ZIP!」やラジオは毎週出演していますが、今でも毎回緊張するし、自分の中で100点の日はこれまで1回もありません。振り返るとミスがあったり、納得できない部分が必ずあるんです。三代目としての活動でそう感じることは少ないのですが、個人の仕事で「今日は完璧だった!」って自分に満点をあげられることはないですね。やっぱり僕にとってグループの力って大きいんだなって実感することも多々あります。メンバーとは絆もあるし、お互い支え合いができているけれど、一人だとそうはいかないので。でもグループでの活動も個人での活動もどっちも好きだし、楽しい。ただ僕の軸は三代目で、そこに居場所があるからこそ“山下健二郎”としての活動が存在していると捉えているので、個人での活動で得たことや経験をグループに還元して、三代目 J SOUL BROTHERSをより強くしたいなと思っています。
–では最後に「八王子ゾンビーズ」の見どころを教えてください。
「八王子ゾンビーズ」は舞台から約2年、豪華なキャストとスケールで映画化された作品です。笑って泣いてほっこりした後に、すっきりするような作品なので、フラットに気軽に見て欲しいなって思っています。新しい夢に向かう人の背中を押せる内容にもなっているので、前を向きたいときやパワーが欲しいときにも是非、見ていただきたいです!
撮影/佐々木大輔 取材/坂本結香