PUFFYの2人が子育てトーク「『近ごろ私達はいい感じ』がずっと続いている」
肩肘張らない独特の雰囲気で鮮烈的に登場した〝PUFFY〟が今年でデビュー25周年。話せば話すほど昔と変わらない、〝いい感じ〟の彼女たち。これからやりたいこと、そして今も青春している先輩ママとしての初!子育てトークは、悩んでることが吹っ飛んでしまうくらいHAPPY♪変わらないPUFFYでいてくれてありがとう♡
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「近ごろ私達はいい感じ」がずっと続いている
2人の子育てトークは?
❝ママだって、青春だ!❞
by PUFFY
「よく考えたら、今まで
喧嘩したことなかったね」
──デビューから25年間、生活の変化などを経て、一番キラキラしていたと思う青春時代っていつですか?
亜美 振り返ると、どの時代もキラキラしてるので、いつが一番って選べない。25年経って母になった今も青春してるよね。
由美 デビューした頃も青春だったけど、仕事や子育てを通して自分自身人間が大きくなったことで、意味を持って発言できるようになった今もすごく楽しいって思う。
亜美 何をするにも皆で話し合って決めてきた中で、大人になってからのほうがきちんと意見が言えて、自分の意見が通せるようになったことも大きな成長だよね。
由美 好きな曲を1つだけ選ぶとしたらやっぱり一番最初の『アジアの純真』なのかな。ただ、どの曲にも思い出があるから本当に選べない!
亜美 うん。この曲の時はこうだったよねってどれも語れることばかり。歌詞も2人で書いているので、その時々の思い出があるから本当に選べないんです。
──今まで喧嘩したことは?
由美 毎日のように一緒にいる中で喧嘩してしまったら、そんなやりにくいことはないなと思っていたし、どちらかというと2人とも受け身だったからか喧嘩にならないんですよね。例えばどちらかが「こうしたほうがいいと思うよ」って言ったら「そうだね」って、喧嘩しないで終わってました。
亜美 若い頃は仕事柄、同世代の友達と時間が合わなかったのでプライベートでも遊んでました。旅行も2人でよく行ったよね。一緒にいて一番楽なんです。家族ができてからは子連れで食事したり。今もずっとそんな関係が続いてます。由美ちゃんの出産の時は心配で分娩室のドア越しで生まれるまでずっと待っていたくらい。
育て方はそれぞれだけど
自然体が〝PUFFY流〟
──子育ての悩みをお互いに相談することはありますか?
由美 子どもの年齢が離れているのでほとんどしてこなかったです。子育ての仕方や使うものも時代でだいぶ変わるものだし。
亜美 約10歳近く差があると抱っこ紐ひとつでも全然違う(笑)。悩むことはあるけれど、子育てって最終的には自分で解決しなければ前へ進めないじゃないですか。なのでお互い自然に自分で解決してきたのかも。ただ、娘が私に相談できないことを由美ちゃんや私のお友達に相談してくれたらいいなと思っています。
由美 まだ小学生の息子の子育てに関しては怒り方に悩みます。例えば、テストの点数など内心どうでもいいと思っていても、親としてきちんと言わなければならないことが多いことが時おり嫌だなと思うことがありますが、幸いにしてどこでも末っ子的存在の息子は、何かやらかしてしまうと「おまえこっちこーい!」って皆におまえ呼ばわりされている存在(笑)。親戚みたいに皆が叱ってくれるので助かってます。叱ることって一番パワー使いますよね。
亜美 過去に子育てのことを愚痴った時に「しょうがないじゃん。あんたの子なんだから」と由美ちゃんに言われて「そうだよね」って、自分でも腑に落ちました。子育てって頑張らないことも大切ですよね。頑張ると親の期待も無意識に大きくなってしまうから。
PUFFYって体育会系の
部活そのものなんです
──仕事とオフの切り替えは?
由美 私たちにとってPUFFYは部活みたいな感覚。しかも体育会系。表に出ているのは私たちだけどスタッフ含めてPUFFYという部活があって「県大会に向けて頑張ろう!」という気持ちでやってきていたので、たとえ大失恋して落ち込んでいたとしても現場に来るとそれだけで自然とスイッチが切り替わってしまうんです。ちなみに部長は亜美ちゃんで、後は全員、平部員です(笑)。
亜美 はい、私が部長です(笑)。気持ちの切り替えに関しては私も全く同じ。見えないスイッチはあるのかもしれないけど、自然に切り替わってますね。
──子育てと仕事の両立は大変ですか?
亜美 ひと足先に母になったので、由美ちゃんやスタッフ皆の協力に助けられてました。当時は時間のやりくりは大変だったし、みんなに迷惑をかけてるんじゃないかと不安に思ったこともありましたが、そのバタバタした期間も、子どもが成長して思い返す今の年齢になってみると、それも青春みたいなものだったなと思います。
由美 とすると、9歳遅れて母になった私は、まだ青春真っただ中だね。へとへとになって帰ってきても帰宅すれば母業がデフォルトで追ってくるし、子育てって大変だけど、その分発見もたくさん。子どもが好きな歌を一緒に歌ったり、ゲームで盛り上がったり、大人同士では味わえないことをいっそのこと楽しんじゃったほうがHAPPYかなって思ってます。(以上敬称略)
VERY読者の
子育て悩みを2人に相談!
お悩み_❶
子どもの反抗期が
ひどくて心配になる
18歳の娘とは共通の趣味もあり話も合うので理解者だと思っていますが、〝姉妹のような〟ではなくあくまで母と娘。娘も口が立ちますが間違っていることは理詰めできちんと説明しています。ただ、幼い頃から質問には納得するまでとことん向き合うことと、どんなことをしでかしても手をあげて制することはしないようにしていました。(亜美さん)
お悩み_❷
習い事何をさせて
あげたらいいか悩む
何もしないという選択肢もあるけれど、親として不安になる気持ちもわかります。ただ、いい学校へ行きたいから、皆が習ってるから何かやらなくちゃ不安……など親が決めるのではなく、子供が自分からやりたいことをやらせてあげるのが一番いいのではないでしょうか。ちなみに息子は本人の希望で空手だけ習っています。(由美さん)
お悩み_❸
出かけられなくて
ママ友が作れない
子育ての情報も知りたいし、ママ友が欲しい気持ちはわかりますが〝ママ友に相談する=家の内情も話す〟ことになるから、むしろ煩わしいこともあるのでは? 今はネットやSNSという手段もあるし、子供の年齢差はあるにせよ旧知の友達のほうがいざというときは頼りになると思うので、そんなに悩まなくていいと思います!(亜美さん)
お悩み_❹
自己肯定感をどう
育てていったらいい?
まずは自分が後ろ向きにならないことでしょうか。親がポジティブなら子供も自然にポジティブになれると思います。圧を感じさせず、のびのび育ててあげることが一番!(亜美さん)無意識に与える親の圧って子供にとって一番息苦しいこと。ただでさえ圧の強い世の中なので親が逃げ道になってあげたいなって思います。(由美さん)
【PROFILE】
PUFFY
1996年にデビュー。『アジアの純真』『これが私の生きる道』をはじめ、立て続けにミリオンヒットを記録。今年、結成25周年を迎え、新たな取り組みへとますます邁進中。
【NEW ALBUM】
THE PUFFY
結成25周年を迎えたPUFFYが約10年ぶりにリリースするオリジナルnewアルバム〝THE PUFFY〟。各曲ともそれぞれ違ったクリエーター×PUFFYで作り上げた全10曲のラインナップには、ユニコーンのABEDONプロデュースによるリード曲から始まり、アニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディング主題歌やバカリズム作詞の曲など十人十色の聴き応えあるカラフルなラインナップが話題。
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撮影/佐藤航嗣〈UM〉 ヘア・メーク/中山友恵 取材・文/鍋嶋まどか 編集/鈴木恵子
*VERY2021年10月号「「ママだって、青春だ!」by PUFFY」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。